- 筑摩書房 (2016年1月10日発売)
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みんなの感想まとめ
地名の成り立ちやその背後にある歴史について深く掘り下げた内容が魅力です。地名のパターンを紹介し、特に「窪」や「台」といった地名に対する誤解を正すことで、地名の安全性に対する見方を新たにします。また、古...
感想・レビュー・書評
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地名の成り立ちをパターン別に色々紹介している。
「窪のつく地名は危ない、台のつく地名は安全、のような判断は無意味」と明言されていたのが一番の学び。
Kindleなので、変な地名に遭遇したらまた本文検索してみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本土地家屋調査士会連合会の機関誌『土地家屋調査士』に2012年から3年半ほど連載した内容を,近代以降の日本の地名の扱われ方,地名の構造などに重点を置いて加筆修正されたもの。
河岸段丘は「ハケ」や「ママ」と呼ばれた。「タ」は「○○のある所」の意,「ハバ」は段差。このような古来からの呼び方を地形の成り立ちと共に解説し,その後,漢字の伝来と共に漢字があてられ,場合によってはぴったり表せる「国字」が作られ定着したことが説明される。
例えば,「峠」は国字。「トウゲ」の言葉は,峠の神に手向ける「タムケ」が転じたもの,あるいは峠が稜線の鞍部であることから,撓んだところを超える「タワゴエ」が 転訛したという説があるそうだ。
しかし,地名は明治以降数回行われた市町村大合併により多くが失われ,新たにされてきた。また,地名の命名はあくまで「相対的な価値判断」であり,狭い範囲での段差や窪みなどが基準になっていることもある。東日本大震災以降,地名と安全性を結びつけるメディア企画を見かけるが,安易に地名から決めつけるのは,非科学的かつ無責任なもので,不当に資産価値を落とすことに繋がりかねないということだ。
安全性の確認には,地理的地学的理解が必須なのである。
馴染みのない地名や言葉が多く取っつきにくい部分もあるかもしれないが,本書により今まで注意を払ったことがなかった地名や住所表示に意味を見いだす機会が増えたと思う。
著者は地図研究家で,日本地図センター客員研究員・日本地図学会「地図と地名」専門部会主査を務める。 -
元が連載ものということもあり、
1冊通してひたすら地名の雑学です。
もうお腹いっぱい…と思っても、
容赦なく地名雑学が流れ込んできます。
とにかく、雑学好きにはたまらないと思います。 -
地名も複雑なのだなあ。
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筆者も後書きに書いているけれど、地名というのは自然現象だけを由来とするばかりではなく、社会インフラ(道路名等)から取られたり、合併による政治的配慮だったり、はたまたアイヌや沖縄の言葉の表音・表意文字だったり(要するに当て字)。ただ、由来はどうあれ、やはりその指定された区域がどうして今までそう呼ばれていたか、は、残しておいて欲しいと思う。
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日本各地の地名に関する意外な事柄などが並べられる。トリビアの羅列だけではないので、悪くはないのだが、やはり自分にあまり関係がない地域の話はあまり興味が湧きにくい。全国の普遍的な話だと面白いのだろうが(そういう事柄もあったけど)。
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読了。全国各地の地名について由来や経緯を解説する。8割ぐらいは淡々と事例を紹介している印象で、その部分は東京など知ってる地名だと興味深く読めるものの、馴染みのない土地についてはあまり面白くない。一方で、残りの2割、歴史的な経緯を解説する部分が、知識が増えた感じがあってよかった。
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今尾恵介の作品
