国宝消滅―イギリス人アナリストが警告する「文化」と「経済」の危機 [Kindle]

  • 東洋経済新報社
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感想・レビュー・書評

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  • 観光産業を日本経済の柱にするには、文化財が陥っている窮地を知り対策を立てるべきだと提言した本。

    日本各地にある文化財は重要な観光資源。訪日外客の方々は文化財を通して日本文化を知るべく観光地を訪れます。

    しかし、現在の文化財の現状は劣化の一途をたどりつつあります。文化財の魅せ方だけでなく、文化財そのものの経年劣化や修繕の問題(費用や人材)など、問題は山積みです。

    日本文化の象徴であり観光資源でもある文化財を守るためにどうすべきか。伝統文化を守る企業の経営者である著者だからこその提言が書かれています。

  • 筆者のおっしゃることは理解できるしその通りと思う。
    ただ文体が冗長でまどろっこしい。ここ迄紙幅をかける必要はないように思える。

  • 禁止は一番安易な問題解決方法であり、そこに発展はない

    4月から新しい仕事が始まりました。右と左も分からず、途方に暮れる毎日です。いや、今までの仕事が続いているだけに、あまり悲観的になってません。うまくいかなくてもいいや、くらいの気持ちです。

    やめるのは簡単。でも、単純に悔しいです。分からないままでいる自分にすごく腹立たしい。

    2ヶ月は愚痴ってばかりでした。もう、やめます。分からないなりにもがこうかなと。そんな自分と日々一緒に過ごすのは気分良くないので。

  • 今までは、文化は文化、職人は職人のような風潮があったが、もうそういうことを言ってられない時代。なかなか触れられない世界から誰でも体験できるそこから観光を生む時代を作って行かなければと言うことが大変参考になった。辛口ですが十分に伝わりました。

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著者プロフィール

デービッド・アトキンソン
小西美術工藝社社長
1965年イギリス生まれ。日本在住33年。オックスフォード大学「日本学」専攻。裏千家茶名「宗真」拝受。
1992年ゴールドマン・サックス入社。金融調査室長として日本の不良債権の実態を暴くレポートを発表し、注目を集める。2006年に共同出資者となるが、マネーゲームを達観するに至り2007年に退社。2009年創立300年余りの国宝・重要文化財の補修を手掛ける小西美術工藝社に入社、2011年同社会長兼社長に就任。2017年から日本政府観光局特別顧問、2020年から政府の「成長戦略会議」委員などを歴任。
『日本人の勝算』『デービッド・アトキンソン 新・観光立国論』(山本七平賞、不動産協会賞受賞)『新・生産性立国論』(いずれも東洋経済新報社)など著書多数。2016年に『財界』「経営者賞」、2017年に「日英協会賞」受賞。

「2023年 『給料の上げ方 日本人みんなで豊かになる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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