国宝消滅―イギリス人アナリストが警告する「文化」と「経済」の危機 [Kindle]
- 東洋経済新報社 (2016年2月19日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (301ページ)
感想・レビュー・書評
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観光産業を日本経済の柱にするには、文化財が陥っている窮地を知り対策を立てるべきだと提言した本。
日本各地にある文化財は重要な観光資源。訪日外客の方々は文化財を通して日本文化を知るべく観光地を訪れます。
しかし、現在の文化財の現状は劣化の一途をたどりつつあります。文化財の魅せ方だけでなく、文化財そのものの経年劣化や修繕の問題(費用や人材)など、問題は山積みです。
日本文化の象徴であり観光資源でもある文化財を守るためにどうすべきか。伝統文化を守る企業の経営者である著者だからこその提言が書かれています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
筆者のおっしゃることは理解できるしその通りと思う。
ただ文体が冗長でまどろっこしい。ここ迄紙幅をかける必要はないように思える。 -
禁止は一番安易な問題解決方法であり、そこに発展はない
4月から新しい仕事が始まりました。右と左も分からず、途方に暮れる毎日です。いや、今までの仕事が続いているだけに、あまり悲観的になってません。うまくいかなくてもいいや、くらいの気持ちです。
やめるのは簡単。でも、単純に悔しいです。分からないままでいる自分にすごく腹立たしい。
2ヶ月は愚痴ってばかりでした。もう、やめます。分からないなりにもがこうかなと。そんな自分と日々一緒に過ごすのは気分良くないので。 -
今までは、文化は文化、職人は職人のような風潮があったが、もうそういうことを言ってられない時代。なかなか触れられない世界から誰でも体験できるそこから観光を生む時代を作って行かなければと言うことが大変参考になった。辛口ですが十分に伝わりました。