- Amazon.co.jp ・電子書籍 (194ページ)
感想・レビュー・書評
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蔵西さんの作品ふシャングリラを先に拝読したがこちらは、それより前の作品。最後4巻が電子版のみと、蔵西さんの美しい精緻な絵を紙の表示で堪能できないのが誠に残念ながら、最後の最後まで、美しく。人間の苦悩と信仰心と、信仰により与えられる光を描き切っておられる。途中なんどからBL的なコマを見せつつも最後までブレないという、意外な展開も。
同じチベット好きとして、このような洞察力探究心イマジネーションと画力をお持ちの蔵西さん、大変な努力とおもうが好きを仕事に、好きを芸術に昇華されて素晴らしい、尊敬しかございません。 -
兄との再会、テルマがなくなった真相、そして、元の場所へ返すための悪戦苦闘。最後は、誤解も解け、お互いの中のわだかまりも解け、進むべき道を見つけ、歩んでいく。東チベットの乾いているけど、あたたかな空気に包まれながら、と。できれば4巻も紙の書籍で出してほしかったなあ、と思いつつ。1-4巻まで読了
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主人公の青年が、SOSのメールを残してチベットで失踪した兄を探しに、西チベットの奥深くへと旅をするというお話。未知の世界を主人公と一緒に冒険するようなワクワク感があって、読み進めるのがとても楽しかった。4巻(最終巻)になってはじめて、兄からのSOSのメールの意味がわかるのだけど、これが想像を超えていて。ラストはちょっとあっさり。もう少し二転三転してもよさそうな気もした。でも無事に旅が終わってよかったな・・と思いました。
もっと多くの人に読まれて評価されたらいいのにな。最近読んだ中では一押しのコミックスです。