守り人シリーズ電子版 5.神の守り人 上 来訪編 [Kindle]

著者 :
制作 : 二木真希子 
  • 偕成社
3.92
  • (1)
  • (9)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 51
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (298ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 引用
    “あせって動いて、うまくいったためしはない。傷を負ったときは休めという合図だと思って、その時をじっくり考えることに使うべきよ。”
    “力をつくしても報われないことはあるが、あきらめてしまえばぜったいに助からない。”

  • 新ヨゴ皇国の隣国、ロタ王国で牢城に居た者達が何かに虐殺される。

    何かとトラブルと関わってしまうバルサ。
    アスラを助ける姿は母性を感じさせる行動だけど、女の子の扱いが分からないとおっさんのような感想を述べるところで笑ってしまった。

    なかなか残虐なシーンで始まり、ロタ王国の歴史に隠れるそれぞれの氏族の関係など、複雑な設定だけどしっかり理解しながら読み進められる。
    面白いなぁ!
    スファルが語ったアスラを殺す理由以外にも、シハナが糸を引く別の策略もまだ潜んでいるみたいだし、早く続きも読みたい。

    アスラがいい匂いのする服を着た時に「花びらを織り込んでるのかしら」と言ったのがとても可愛らしかった。
    これ以上シハナに利用されて大量殺人が起きないといいけど。。

  • 守り人シリーズ初の上下巻です。今回はロタという王国の建国神話から、主人公が関わることになった少女とその内に宿す神の物語。なんとなくあの世紀末救世主伝説のような設定だなと思ったりしながら読ませていただきました。
    このシリーズは、まるで本当に旅をしているかのように、新しい文化を知る楽しみを得ることが出来て、毎回楽しみにしています。今回も食べ物や衣裳など、想像力を駆られながら読ませていただきました。
    少女が宿してしまったものと、1巻の精霊の物語と似た構想ですが、今回はそれがどのような性格をもったものなのか、下巻を読むことを楽しみにしています。

  • <上下まとめてレビュー>上橋さんが描くファンタジーは、本当に”児童書”というよりも大人向けな気がする。バルサが再び主人公の本作は、人種差別や地域格差などリアリティあふれる背景をもとに物語が進んでいく。本作の舞台は、新ヨゴ皇国の西にあるロタ王国。時期は『虚空の旅人』と前後している。
    大人の都合で振り回されていくタルの民の兄弟、チキサとアスラ。追い詰められているアスラの心の葛藤の描き方が秀逸。引き込まれる。
    著者による後書きに、「バルサやチャグムたちが、生きて行く道を、もう少し一緒に歩いてみようと思います。」とあったが、私もまだまだ一緒に物語を辿っていきたい。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

上橋 菜穂子(うえはし なほこ)
1962年、東京都生まれの児童文学作家、SF作家。
1992年『月の森に、カミよ眠れ』で日本児童文学者協会新人賞、2000年『闇の守り人』で第40回日本児童文学者協会賞、2003年『神の守人 来訪編、帰還編』で 第52回小学館児童出版文化賞、2004年『狐笛のかなた』で 第42回野間児童文芸賞受賞他、2015年『鹿の王』で第12回本屋大賞など、多数の受賞歴がある。
2014年には「小さなノーベル賞」とも呼ばれる世界的な賞、国際アンデルセン賞作家賞を受賞している。

守り人シリーズ電子版 5.神の守り人 上 来訪編のその他の作品

上橋菜穂子の作品

外部サイトの商品情報・レビュー

ツイートする