リトル・バード 164マイルの恋 [DVD]

監督 : エルジン・ジェームスー 
出演 : ジュノー・テンプル  ケイ・パナベイカー  ケイト・ボスワース  レスリー・マン 
  • TCエンタテインメント
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本棚登録 : 23
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4562474170475

感想・レビュー・書評

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  • スイート16思い出した。
    閉塞感から抜け出したいのは一緒だけどこちらも後味は。。。嫌いじゃないけど最後の方が予測できてしまうだけに・・・もうちょい

  • これこそ女の子板スタンドバイミーでは?と思える良い作品だった!
    田舎で燻ぶっている女の子リリーが、LAからきた男の子に惹かれ自分もLAに行こうと親友に車を盗む事を唆す。
    親友・アリーは最初は拒否したものの、リリーの事が心配で結局付き合うことに。
    だけどLAで落ち合った男の子も、柄の悪い男とつるんでいて、リリーを使って男から金をせしめようとする…といった話。

    思春期で、父親は自殺して母親は距離無しだし男を家に上げちゃう配慮のない複雑な家庭環境のリリー。
    自分ではどうにも出来ない感情を持て余している様子がありありと伝わる。
    セラピーに行く(連れてかれる)描写もあるけど、田舎のそれはあまりに仕事が適当過ぎて…リリーを救ってくれる大人がいない事が明白だった。
    そんな中で知り合った男の子は魅力的で、彼女からすれば世界が変わる、変えてくれると期待するのも納得出来る。

    どんな事してでも田舎を出たい!という気持ちで彼女は親友アリーのバイト先?の家から車を盗もうと話すが、アリーに拒否されると一人でバーでヒッチハイクでもする、という。
    結局、リリーを心配したアリーが車を勝手に持ち出してLAに向かうが、運転しどうしだし、万引きしちゃうリリーに疲弊しつつも、LAに到着。
    リリーと恋仲になった男の子は良い子だったけど、それとつるんでる男が良くなかった。
    田舎から出てきたリリーを使って男から金を奪おうと提案してくるが、男の子は拒否の姿勢を示す。
    しかしリリーは彼がハブられては困るとも思ったんじゃないだろうか。
    何も自分から進んでやりたかったわけじゃないだろうけど、少しでも役に立ちたいと目先の事しか考えてなかったんだろうなぁと思う。
    とにかく男のことばかり考えて、アリーの事は置き去りのリリーには歯がゆく思うけど、アリーはそれでもリリーを見捨てず耐えてきたのが切なくなる。
    だけどお遊びでゴミだったとはいえ、お揃いのブレスレットを捨てられ、暴言を吐かれ、拳銃まで出てきた頃にはアリーも耐えられなくなり一人で去る判断をする。
    悲しいけどアリーだけでも一人で帰って…!と思っていたら、リリーのピンチが訪れる…!
    そのピンチを救い男を撃ったのは、綺麗な構えで銃を持つアリーの姿…いやもうカッコ良すぎる…。

    そして黙ってリリーを連れて田舎へと帰り、彼女が事の重大さに気が付く事が少しでも遅くなるようにと、海でアイスブレイクする様子で終わる。
    欲を言えば家族との様子も見たかったけど、ここでスっと終わるのも全体のバランスが良くて綺麗だった。
    全体的に色あせたような、ノスタルジックな空気が漂った雰囲気のある作品だった。
    一人で葛藤して誰も味方がいない気分だったリリーには、ずっと付いていてくれる素敵な親友がいてくれて良かった。
    ただその分アリーが我慢の連続で、殺人を犯したと思うとここだけは救われない…!(正当防衛になるんだろうか…)彼女も、彼女こそ、幸せになってほしい。

  • 「映画天国」にて。田舎から出てきた女の子が男に騙されて美人局をやらさせる話。これだけ聞くと女の子は被害者のようですが、明らかに女は身から出た錆で、美人局だって自分からやってんだから。最後は親友の女友だちが救ってくれてめでたしめでたしですが、いくら田舎で鬱屈していたとしても、ここまで無軌道になっちゃったら共感しようもない。思春期? 勝手に揺れてろ!

  • まだ前半は、普通のやさしい人間がすれ違いが重なって少しずつおかしくなっていく様子が描かれてはいたが、無軌道さが青春だと勘違いした映画があふれている。

  • めっちゃ良かった…。
    劇伴ではもう遅い、疲れたと繰り返しながら、「何も変わってない引き返せる」と台詞で励ましてくれる。どうにもできない子供の死にてぇなぁという気持ちを供養するロードムービー。

    キスシーンが切なく…
    恋人のもとへ行ってしまう友達を見送ったり、恋人の前では友達をいくらでも傷付けられる感覚など、すごくリアルに思い出せる。眺めているような視点がうまい。

    光や空気を感じられる映像美でした。夏の終わりにまた見直したい。

  • 車使ってどっか行くのやっぱり胸がときめく。「HICK」みた時と同じような気持ちになる終わり方の映画

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