会社に頼らないで一生働き続ける技術―「生涯現役」四〇歳定年のススメ [Kindle]

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  • プレジデント社
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感想・レビュー・書評

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  • 2016年40冊目

    タイトルには「一生働き続ける技術」とあるが、本書ではその技術についての記載には多くのページは使われていない。
    むしろ、実際に会社を飛び出し活躍している人の事例紹介がメインだ。
    著者自身も会社を飛び出し、40歳で独立しフリーのジャーナリストとして活躍されている。
    その活動として多くの40歳過ぎてからの起業家たちへの多くの取材をまとめたのが本書である。

    その事例としては、

    <b>大手メーカーを飛び出して活躍する人たち

    メガバンクや大手損保から飛び出して活躍する人たち

    農業を戦略的ビジネスに変貌させる人たち

    大メディアや大学を飛び出して活躍する人たち

    家業を再生させる人たち
    </b>
    の5つのパターンに分け、それぞれ何名かの事例を紹介。

    なお書かれている「40歳定年制」とは40歳で強制的に会社をやめろいう話ではない。
    少子高齢化がすすむ中、これから75歳くらいまでいきいきと働くことが求められる時代になる。
    そのためには人生の折り返し時点の40歳のころに独立や転職の準備をしておいた方がよいとのことである。

    独立や転職を考えていなくても、このような人生があるのだと知るのにもよい一冊でした。

  • 「40歳定年説」を唱えて、新聞記者から転身したジャーナリストが、同じような道をたどって各分野で活躍している人たちを取材した一冊。
    同い年だけに言わんとするところがよくわかりますが、成功の陰にある失敗者にも目を向けてほしかった気がします。

  • この本を読めば、すぐにでも起業できてしまうような内容ではない。やはり、ある程度の勇気と運がないと上手くいかないのかな?と思ったのも事実。でも、その一方で、自分の思いや問題意識だけで起業して、やり切っている人もいるわけで、結局は起業する人の情熱や執念が成功を生む、ということなんですね。

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著者プロフィール

経済ジャーナリスト。
1964年生まれ。1988年九州大卒。NECを経て1992年朝日新聞社に入社。経済部で自動車や電機産業などを担当。2004年に独立。現在は主に企業経営や農業経営を取材し、講談社や文藝春秋、東洋経済新報社などの各種媒体で執筆するほか、講演活動も行っている。
主な著書に『自動車会社が消える日』『日産vs.ゴーン』(以上、文春新書)、『会社に頼らないで一生働き続ける技術』(プレジデント社)、『メイドインジャパン驕りの代償』(NHK出版)、『トヨタ愚直なる人づくり』(ダイヤモンド社)などがある。

「2021年 『サイバースパイが日本を破壊する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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