世界でいちばん熱い島(新潮文庫) [Kindle]

著者 :
  • 新潮社
4.00
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 2
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (314ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 水槽の魚を見るように社会を見る観察者としての主人公(=小林信彦の観察者を思わせる)東京を、日本を捨て、南国のホテルでマネージャーとして観察する。政争に、テロに巻き込まれていく。観察者で、積極的にサスペンスとして動かず流されていく。そこがもどかしくもあるが、実際の人は、小説の様にスーパーヒーローになれずに、この主人公の様に自分の位置が分からずにもがくのだろうと思う。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

小林信彦 昭和7(1932)年、東京生れ。早稲田大学文学部英文科卒業。翻訳雑誌編集長から作家になる。昭和48(1973)年、「日本の喜劇人」で芸術選奨新人賞受賞。平成18(2006)年、「うらなり」で第54回菊池寛賞受賞。

「2019年 『大統領の密使/大統領の晩餐』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小林信彦の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×