1週間で8割捨てる技術 [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
3.41
  • (10)
  • (33)
  • (49)
  • (11)
  • (0)
本棚登録 : 336
感想 : 36
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (164ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 勢いをつけて捨てるにはこのくらいはやる!という方法が書かれていた。なかなかハードルが高そうだとも感じたが、少しずつ断舎離してものが少なくなって来ている私としては、ここからもう一歩進めて、物を減らす方法として有効だった。

    ものが集まりやすい場所(その人が特にものを溜め込みやすい場所)を見定めて、そこを重点的に15分タイマーを掛け、ゴミ袋をもって27個捨てる。
    わたしの場合は、子供用の文房具とパントリー。半年で使い切れる量にしたい。ストックを減らす!
    買い物をしてきたら48時間以内にかならず使う。食料品も容器に入れたり、下ごしらえをするなどそのまま収納しない。

    なんだか、もう少し減らせそうな気がしてきた。
    今日は家に帰ったらものを減らしてみよう。

  • 習慣を見直す必要がある。
    まず
    モノを出したらしまうこと
    買い物を控えること
    から始めないといけないなと思いました

  • 若干過激派ミニマリスト。ここまで徹底的に捨てるのは難しそう。
    程々に、取り入れられるところは取り入れていこう、というスタンスで読めばそれなりに役立つ情報が拾えます。

  • 一気にやろうとせず、場所ごとにやること。①タンス・衣類、②押し入れ・バッグ類、③キッチン周辺、④本棚、⑤引き出し・書類、⑥リビング・雑貨、⑦家全体に分けると良い。

    1回15分を1日5-8セッションにとどめる。まず、減らしたいものを全部出す。捨てようと決めたら感情を入れずに事務的に捨てる。なりたい自分になれると思って買った「野望ガラクタ」は捨てにくい。不用品は収納に入れてはいけない。手にとって繁々と見ていると捨てられなくなる。

    モノを捨ててスッキリすると確かに気分は軽くなりますね。まだまだ継続中ですけど。

  • Kindleで。
    子育てしながらたくさん捨てて、偉いな!
    断捨離の本をたくさんよんでいるので、目新しい内容ではなかった。

  • p.17 こんなにモノばかり買っていたのは、やはり根っこのところで幸せでなかったからだと今ならわかります。人生にさしたる目的もなく、会社の仕事もさほど面白くなく、特になにか情熱を傾けてやりたいこともなく、心の底ではいつも鬱々としていました。そんな不満を、ものを買うことで埋めていたのです。

    p.25 「これを買うと、なりたい自分になると思って買ったもの」。それを私は「野望ガラクタ」と読んでいます。「野望ガラクタ」はとても捨てにくいです。なりたい自分になるために購入したので、それを捨てることは自分の希望や夢を捨てる決意をするようなものだからです。

    p.27 今まで存在を忘れていたものでも、一度手にしてしまうと、この心理が生まれます。私は捨てることができなくなり、「いつかまた使うことがあるかもしれない」という自分に都合のいいすてない理由を考え出していました。

    p.33 私の娘も、昔バレエを習っていたとき履いていたトゥシューズをまだ持っています。昔学校で書いたレポートやノート、通知表など、自分の頑張りを表しているものは、私たちを勇気づけ、気持ちを和ましてくれます。だからこそ大事です。

    p.115 私は、本を読むことはどこかに旅をすることと似ていると思っています。旅をするのは何らかの体験を得ることです。本を読むのはその世界を「体験すること」なのです。一度その本を読めば、体験は終わっています。その本の使命はおわったのです。その旅で体験したことを覚えていようが覚えていまいが、それは関係ありません。大事なのは体験したということです。

    p.167 朝目覚めて一番最初に目にする光景が、スッキリ片付いているととても気持ちいいので、やる気が持続するからです。特に気をつける場所は、各部屋の「表面」。ここは引き寄せの法則の磁場とも呼べる場所です。表面とは、床の上、机の上、テーブルの上、こたつの上、本箱の上、棚の上、ソファの上など。このような「表面」はものの置き場ではないですよね。部屋の表面にものがわさわさと出ているのであれば、ものを入れるべき場所である机の上の引き出しや、押し入れの中、タンスやクローゼットの中のガラクタ密度は上がっていると考えてられます。部屋の中の各表面はガラクタ退治のフロントラインです。侵入されるとすぐに家全体が散らかり始めるので、いつもここを綺麗にするよう心がけてくださいね。

    p.190 ミニマリストに共通するのは「Less is More」のポリシーと自分らしく暮らそうとしていること。部屋の中を空っぽにすることではないのです。これまで私たちは、大量生産、大量消費社会に生きてきて、モノがたくさんあればあるほど幸せだと思っているところがありました。これは「More is Better」という考え方です。しかし、ものをたくさん買うために、長時間働き、クレジットカードで借金を作ったり、家の中はものでいっぱいになり、掃除と片づけに負われ、ストレスが貯まり、かえって不幸になる人が増えてしまったようです。ものは私たちの暮らしを便利にしてくれ、潤いのあるものにしてくれるありがたい存在。ですが、使わないものをたくさん持ちすぎると、それが悩みのタネになります。私たちは、ものがたくさんあっても決してしあわせになれないことに気づき始めたのです。Less is Moreは自分が本当に必要なものだけを少しだけ持つ暮らし方です。ミニマリストは、「最小限のもので最大限に生きよう」としています。物が少ないと、時間とスペースが生まれるので、自分の人生にとって大切なことを見つけやすくなります。ものを減らしながら、胎児なものだけに意識を向ければ、節約もできるし、ストレスも減り、より健康になり、時間ができて、自分のやりたいことに集中できます。つまり、より幸せな人生を生きることが出来るのです。

  • もうこの手の本は読まないと思いつつ、なぜかファッション系の本とともに読んでしまうジャンルの本。

    ・贈り物にくっついている感情は「贈ってくれた相手が、自分のことを思ってくれる気持ち」です。この気持ちに応えるために、どんなプレゼントもありがたくいただいたほうがいいと思います。

    すなわち、もらった時点でプレゼントの役割は半分終わっている。

    ・不用品を売ろうとすると「捨てる」ことに集中できない

    ・「捨て」が始まって加速がついてきたとき、袋に50~60個ほど捨てたあたりから、だんだん捨てられなくなってくる。これが「捨て疲れ」





    ・必ずきれいな部屋にしてみせる。私にはそれができる」と自分を信じる

    ・人は1週間で変われます。「変わる」と決めれば、今、この瞬間に変わることができる。

    ・一気に片づけようとすると脳が疲れてしまい、「捨てる、捨てない」の判断基準が鈍ってきます。「これは別に捨てなくてもいいか」と自分に甘くなってしまう

    ・大切な人をいらない服の処理係にしてはいけない

    ・かさばる服こそ、むしろ積極的に捨てたい

    ・1か月だけ、食品以外のモノを買わないルールを自分に課す「30日チャレンジ」をしてみる→1か月だけ、コンビニや100円均一ショップに行くのをやめる

    ・欲しいものがあったら、とりあえずノートに書いて30日は買うのを待つ

    ・毎日15分間は、いらないモノを捨てる時間にあてる

    ・徹底的に掃除機をかけてみて、「すごい邪魔」というものに遭遇したら、それはガラクタ

    ・ゴミ袋に50~60個ほど捨てたあたりから、だんだん捨てられなくなってくる。これが「捨て疲れ」

    ・「333ファッション・プロジェクト」
    3か月間334アイテムのみを身につける

    ・「モノの数の少なさ」にフォーカスしすぎてしまうと本質を誤る

  • 基本的考え方
    ・できると信じる
    ・優先順位の高いものから集中的に(プライムゾーン:ものを溜め込んでいる場所)
    ・引っ張り出したものの8割はいらない(パレートの法則)
    ・1セット15分、最大2時間/日
    ・迷ったら捨てる!
     迷うということは、すでに捨てたい気持ち、邪魔に思っている気持ちが心の何処かにある
    ・ものを手に取ると執着が出てしまうことを知っておく。



    3章 スケジュール
    []1. 服 ★★
     着る服、着ない服を分ける
     物ごとに15分で終了、小さくターゲッティング
     【捨てる基準】
     1)1年着なかった
     2)サイズが合わない 
     3)難がある
     4)もう好きではない
     5)時代遅れ
     6)思い出だけのために残してある

     1度着たからといって洗濯しなくてもいい

    []2. バッグ・小物
     心から好きなものだけを使う
     【基準】
     1)1年間使わなかった
     2)カビが生えている
     3)重いバッグ
     4)単なる見栄えの産物
     5)値段が安いから買った
     6)記念に買った思い出
     7)使い勝手が悪い
     8)嫌な思い出がある

    []3. キッチン用品・食器
     洗いやすい、しまいやすい、扱いやすい、電子レンジで使える
     【基準】
     1)使っていない
     2)欠けている、汚れている
     3)使いにくい
     4)ダブっている
     5)重い
     6)単一の用途にしか使えないツール
     【食器を増やさない5つのルール】
     1)用途が広い
     2)季節感は食器以外のもので出す
     3)引き出物は辞退するか、すぐ捨てる
     4)景品をもらう癖をやめる
     5)100均に行かない
     【すぐ捨てたほうがいいもの】
     1)台所用スポンジ
     2)プラスチックの保存容器
     3)スパイス
      引いたもの 3年、 葉っぱ状 1年、 それ以外 3年

    []4. 本棚 ★★★
     【基準】
     1)読まない … 一度よんでもう読みそうにない本、未読だけど読まない本
     2)「また買うか?」と自問自答して「買わない」本
     3)電子書籍で手に入る本
     4)今現在、手に取らない本
     5)いつかなりたい自分になるためにとってある本: 見るたびに罪悪感を味わってしまう

    []5. 書類
     【とっておくもの】
     1)契約書、税金の申告に必要な書類(5年間) → 期限を過ぎたら捨てる
     2)捨てたくない思い出のもの → 手紙など厳選
     3)今継続して使っているもろもろの資料
     4)継続して使っていないが、定期的に参照する書類
     【一定期間だけとっておくもの】
     1)保証書、説明書 → 保証期間が過ぎたらマニュアルは捨てる(ネットで閲覧できる)
     2)レシート → 記録したら捨てる

     これ以外は捨てて大丈夫

     スクラップは作らない

    []6. 雑貨 ★
     1)ペン、ノートの定番を決める
     2)文房具は3年で使いきれる量だけを持つ

     ストレス解消の買い物は逆にストレスになる

    []7. 思い出の品
     1)本当に思い出の品かを考える
     2)思い出の品は捨てにくいという思い込みから捨てる
       使っていなかったり、存在を忘れていたら、それは不用品
     3)大切な思い出の品なら、何年も箱の中にしまいっぱなしにはしない
     4)思い出はものの中にはない、自分の心にある
       モノは処分して、思い出させてくれるきっかけだけを残す
     5)過去を生きるより、今を生きる


    そのた、今すぐ捨てるべきもの
    []8. リビング
     1)テレビ
     2)テレビ台
     3)ランプなどの部分照明
     4)絨毯、ラグ、床敷き
     5)余分な時計
     6)様々な飾り物、置物、インテリア小物[]
     7)ソファ、椅子[]
     8)こたつ[]

    9. バスルーム
     1)バスタオル

    10. 玄関
     玄関に置くべきものを置く
     1)靴
     
    4章 一生リバウンドしない方法

    1. リバウンドする理由
     1)買い物
      リバウンドをする原因は、またモノを買ってしまうこと
     2) 家にモノを入れた後、捨てずにそのまま放置
      ガラクタは他のガラクタを引き寄せる
      散らかったら大事にならないうちに片付ける

    2. 買い物に潜む見えないコスト
     1)管理費
      買ったものを無理にでも使おうと思ってしまう。
      収納力がアップすると、何かを収めたくなる

    3.「 30日チャレンジ」
     食品以外のものを買わないルールを自分に課す
     or
     30日だけ100均に行かない
     30日だけオンラインショッピングはやめる
     30日だけ洋服は買わないようにする

    4. 買い物が止められない人への処方箋
     1)買い物の記録をする
      数字だけでも追う
     2)すぐに買わない
      1ヶ月ほど待つ
     3)買い物時間を減らす

    5. 「ワン・イン・ワン・アウト」の考え方
     1つ家に入ったら、何か1つ家の外に出す

     【増やさないルール】
     ・自分からは絶対取ってこないこと
     ・不可抗力でもらってしまっても、家の中に入れないこと
     ・断ること

    6. 買ったら48時間以内に使う
     買う前に、「この商品をいつ、どんなシチュエーションで使うのか」をイメージしてから買う
     →衝動的な買い物にブレーキをかけられる
     買ったらすぐ開封する

    7. ゴミはなぜか仲間のゴミを呼ぶ
     「行為」は「完了」させてこそ意味がある
       ものを使って何かをしたら、必ず片付けるという行為の最後まで完了させる癖をつける
       モノを出したら、定位置に戻すまで、その行為は完了していない

    8. 1日15分で捨てグセが身につく
     1日15分、いらないものを捨てる時間に充てる
     寝る前がオススメ
     特に「見えるところ」を気をつける

    9.「 もう捨てられない!」からが本番です  
     1)部屋の写真を撮ったり、動画に撮影してみる
      客観視
     2)物理的に視点を変える
      いつもとは違う姿勢(四つん這いなど)で部屋の中を点検する
     3)徹底的に掃除機をかけてみる
      「あ、これ、すっごい邪魔」というものに遭遇するはず
     4)試しに取り去ってみる
      景色が変わって、無いほうが楽ならそれは要らない
     5)家族や友人に指摘してもらう
     6)1週間以上、自宅を離れる
     7)捨てるのではなく、選んでみる
      普段は要らないものを探しているが、逆に、残すものを探してみる

    10. 捨てるのがきつくなってきたら…
     「捨て疲れ」がはじまる
     「捨てること」に過度に期待し過ぎない
     捨てることを楽しむ感覚
     捨てるプロセスで自分自身を見つめ直すことが大事
    11. 困ったときな流しを磨く
     ピカピカになって気持ちいい
     リフレッシュ

    5章 ミニマリストの生きる知恵
     日本はものがたまりやすい環境
     モノを持たないという確固たる意志が必要
     
     1. 好きな服を探す「333プロジェクト」 by コートニー・カーバー
      自分が必要な服は33着以下かどうかを確かめる
      自分が選んでいる服はいつも同じと気付くはず

     2. ミニマリストとは
      最小限のモノで最大限に生きること
      モノの少なさはあくまで手段であることを忘れない
      身の丈にあった暮らしをする
      モノに振り回されない生活をやめ

     3. モノを持ちすぎると困るのは老後

    おわりに

    一番大切なことは、捨てて自分がどうなりたいか、どんな未来を得たいのかということ
    自分の失敗を認め、そこから学びながら進んでいくからこそ、なりたい自分に近づくことができる

  • この本を読んで、貰ったものや捨てにくいと思っていたモノを捨てられるようになった。「人は基本的に、無料でもらったモノは大事にしない」という言葉は、モノに対する考え方を変えてくれる文章だった。買わないシステムも実践し、どんどん周りのモノを減らしてシンプルな生活に近づけていきたい。

  • 捨てるのも大事だけど、買わないのがもっと大事。カフェでの読書中、「よほど意識的でいないとモノは勝手に増えてしまう」ことを認識することが第一歩、という一文を読んだとき、手元にはまさに100均の袋がありました。これ便利そう!と思って買ったけど本当に必要なものなのか? 近い将来ゴミ箱に入ってるんじゃないか? と逡巡しました。

    暇さえあれば通販アプリを眺めるのが趣味で、気づけば毎日のように何かしら購入している私。「買う」こと自体がクセになりストレス発散になってしまっている現状は、気づくと不要なものが増え、お金や時間は浪費し、ストレスだけが溜まっていくという悪循環そのものであることに気づいて愕然としました。著者が推奨するように、まずは1週間、食料品以外何も買わない期間を設けてみて、「買う」行為と向き合ってみたいと思います。

全36件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

カナダ在住の60代ミニマリスト。1959年、愛知県生まれ。かつてはものに囲まれた生活を送っていたが、あるときため込んだものの多さに疲れ、シンプルな暮らしを志すように。1996年にカナダへ渡り、以後25年以上暮らし続けている。50歳のとき、経済的不安を感じ、本格的にミニマリストになる。夫と娘の3人家族で、現在娘は独立し夫と2人暮らし。ブログ「筆子ジャーナル」では、持たない暮らしや海外のミニマリストに関する情報を発信。著書に『1週間で8割捨てる技術』『それって、必要?』(いずれもKADOKAWA)、『書いて、捨てる!』『買わない暮らし。』『本当に心地いい部屋』(いずれも大和出版)がある。

ブログ「筆子ジャーナル」
https://minimalist-fudeko.com

「2023年 『身軽に、豊かに、自分らしく 50歳からのミニマリスト宣言!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

筆子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×