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感想・レビュー・書評
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ギリシャ・ローマ神話他についての解説本。
ギリシャ神話のキャラクターに興味が湧いて読み始めた。後ろの方にはアジアの神々とかケルト神話についても載っている。
にしても、ギリシャ神話の神様、やりたい放題だな。ゼウスはたくさんの女の人とイチャイチャするし、ヘラ、怖!みんな嫉妬深いし、結構自己中…(私の感覚です) インドの神様たちはあんまり書かれてなくてふーんって感じだったけど、ケルト神話はそれなりに解説されてて、やっぱりこっちの皆様もなにこれ状態…ある神様(命が危ない夢を見てみんなで守ろうとしてた相手)に石とかなにやらを投げつけて遊ぶとか、何やってんだ。遊びになるのかそれ。
ちょっと引くぐらい神様っぽくなくて、解説としてじゃなくて、物語でちゃんと読みたいと思わせられた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表題のギリシャ・ローマ神話はもちろん、派生してインド・エジプト・北欧神話にも少し触れてあり内容はかなり充実している。
かなり古い本なので翻訳の文章がやや硬く感じるし、若干の差別的な表現もあったりする。
これをギリシャ神話の初めの本にするとかなりキツいと思うので、軽めの入門書を経て基本知識がある状態で読むのがいいと思う。
読んでいると色々な小説や漫画、ゲームなどの創作物がどれだけギリシャ神話に影響・着想を得ているかがはっきり感じられる。
自分は特にナルニアシリーズ、ハリーポッターシリーズ、手塚治虫などを思い出しながら読んだ。
フィクションに興味がある人はぜひ読んでみるといいと思う。
ギリシャ神話系の本は美術作品の引用が多いが、この本は文学作品の引用が多く、その点からもどれだけ影響を与えてきたかが窺える。
ただ、内容が充実してるから故にめーちゃくちゃ長い。いっぺんに読むものではない。読みながらいやまだ終わらんのか⁈となった。ギリシャ神話を頭に入れてから世界史をもう一度読み直したら面白いんだと思う。