オーブランの少女 (創元推理文庫) [Kindle]

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  • 東京創元社
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感想・レビュー・書評

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  • 初・深緑野分
    久しぶりに心掴まれる

  • 戦場のコック、ベルリンに続く著者3冊目。この本も良かった。次もありです。

  • 2021/10/26 Amazonより624円でDL購入。
    2022/11/3〜11/8

    「戦場のコックたち」で評価を高めた深緑野分さんのデビュー作。第7回ミステリーズ新人賞佳作に入選した「オーブランの少女」を始めとして「仮面」、「大雨とトマト」、「片想い」、「氷の皇国」からなる短編集。少女をキーワードにまとめ上げた作品集はデビュー作とは思えぬほど多彩な内容。深緑作品は初読みであるが、またMust read作家が増えた。

  • 美しい庭園オーブランの女管理人が老婆に殺された。そしてその現場を見てしまった自分の娘のもとに駆け寄った私は、狂女のような老婆と頭をスコップで割られた管理人の死体を眺めていた。警察から姉の死を知らされた口のきけない妹は、穏やかな微笑みを浮かべているだけだった。しかし次に捜査員が面会に来た時には自死していた。現場を目撃した娘が三年後に、自死した管理人のお婆さんから預かったという日記を取り出してきた。どうしていいか分からずに隠していたという。その日記を開いて、そこには驚くべき出来事がこの庭園であったことが書かれていた。それは、戦争が始まる前からの出来事だった。

  • 「戦場のコックたち」が良かったので読んでみたが こちらの方が断然素晴らしい。モノクロの情景が頭の中を駆け巡る感じがした。 派手な文章ではないけれど じっくりと心に届く感じで とても好み。「戦場の..」も合わせて まだ発展途上という感じがするけれど 次の本がでたら 必ず読むだろう。

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著者プロフィール

深緑野分(ふかみどり・のわき)
1983年神奈川県生まれ。2010年、「オーブランの少女」が第7回ミステリーズ!新人賞佳作に入選。13年、入選作を表題作とした短編集でデビュー。15年刊行の長編『戦場のコックたち』で第154回直木賞候補、16年本屋大賞ノミネート、第18回大藪春彦賞候補。18年刊行の『ベルリンは晴れているか』で第9回Twitter文学賞国内編第1位、19年本屋大賞ノミネート、第160回直木賞候補、第21回大藪春彦賞候補。19年刊行の『この本を盗む者は』で、21年本屋大賞ノミネート、「キノベス!2021」第3位となった。その他の著書に『分かれ道ノストラダムス』『カミサマはそういない』がある。

「2022年 『ベルリンは晴れているか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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