下流中年 一億総貧困化の行方 (SB新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 文字通り下流中年を描いた一冊。

    複数の著者によるオムニバス形式なので統一感はないものの、一度落ちたら這い上がれない日本独特の社会構造を改めて知ることができた。

  • 下流中年というタイトルがついてはいるものの、第一章の対談は衰退していく日本の状況を、中年だけでなくいくつかの方向からとらえていてなかなか興味深かったです。
    一時期話題になった、「「丸山眞男」をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」を書かれた赤木智弘さんの書かれた第二章も取り扱い注意な気はしますが、一つの見方として興味深いものでした。

  • “働き盛りの”中年世代でも突然転落するリスクが高まっている現状について書かれた本。

    誰もが転落するリスクがありうる社会を解消するために何をすべきか。その答えは皆で考える必要があります。そのためには本書を読んで現状を知り、危機感を共有することから。

  • 他人事ではないよなとかみしめながら、
    今の自分を奮い立たせるような気持ちで読んだ。
    類書と比べるとイマイチ。

  • 中年を生きるってのは、選択肢のない一本道を前だけ見て進むようなものであるなあと最近は思っています。幸いに僕はそこそこの生活を送ってますが、本書を読むと転落したらそれきりでもあるなとも知ります。

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著者プロフィール

1975 年北海道生まれ。作家・活動家。「反貧困ネットワーク」世話人。フリーターなどを経て2000 年、『生き地獄天国』( 太田出版/ちくま文庫) でデビュー。主な著書に『生きさせろ! 難民化する若者たち』( 太田出版/ちくま文庫)、『相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ』( 太田出版)、『コロナ禍、貧困の記録 2020 年、この国の底が抜けた』( かもがわ出版) など多数。

「2022年 『手塚マンガで学ぶ 憲法・環境・共生 全3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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