守り人シリーズ電子版 7.蒼路の旅人 [Kindle]

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  • 偕成社
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感想・レビュー・書評

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  • ドラマを観たので、チャグムの辛い旅路がわかっていただけに、読み進むのが辛かった。でもヒュウゴの魅力的なこと、チャグムの心の動きが丁寧に書かれていたので、途中からはペースアップ。ドラマと細かな点は違うけど、原作の方が良いと思った。

  • 前々から読みたかったのにKindle版がいつまで経っても出ないので、しびれをきらして図書館で借りて読んだ。

    自分の存在を疎む父帝とついに対立してしまったチャグムが、他国の捕囚となって苦難の道を歩むお話。

    - 追記 -
    そしてついに出たKindle版を買って久しい今やっと登録(笑)。

  • この巻は、シリーズ主人公の一人チャグム皇太子の物語です。青年の幼さの主人公が、その幼さゆえに失敗し、大きな物語に巻き込まれていく。それを乗り越えて新しい決断をするところまでがストーリーです。もう一人の主人公は今回はちょっと名前が出るくらいで、チャグムの独り立ちをあたたかく見守るような気持ちで読ませていただきました。皇太子としての立場から、国と国の政略にどのように対処したらよいのかに悩み、その複雑な政治の世界が繰り広げられ、歴史に興味があれば面白いと思います。そういった意味で、いままでのシリーズとは方向が変わった内容になっています。またこの巻で完結している内容ではなく、今後のこのチャグムの旅がどのように動いていくのか、その序章にあたるような内容です。

  • 電子版で一気にここまで読み終わりました。あの小さかったチャグムが、国と国の攻防や策略に身を投じていく姿が勇ましくも痛ましい。そして、終わり方が!!

    めっちゃ続きが気になるっ!

    電子版ではここまでしかリリースされていないので、早速本屋さんで続きを買ってきました。天と地の守り人3部作も、あっという間に読んでしまいそうな勢いです。

    それにしても、登場人物たちへの魅力の詰め方が素晴らしい。どのキャラクタにもそれぞれの人生があって、それが描写ににじみ出てきていますよね。どんな姿なのか、どんな声なのか。そんなことを考えながら読むのも楽しい。

  • 守り人シリーズ7作目。チャグムが自分で自分の人生を切り開いていく力強さを感じる物語。舞台は南のサンガル王国とタルシュ帝国。海や南国への旅の描写は相変わらず素晴らしくて、まるで自分までチャグムやヒュウゴと旅をしているかのよう。
    賢く繊細な少年から強い青年への成長途中のチャグムをまだまだ見守りたい。次作の電子書籍化が待ち遠しい。

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著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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