魔女の旅々 (GAノベル) [Kindle]

  • SBクリエイティブ (2016年4月13日発売)
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感想 : 10
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  • 本 ・電子書籍 (333ページ)

感想・レビュー・書評

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  • イレイナ(主人公)可愛すぎ。
    17巻くらいまであるが、1巻が一番面白い。

  • 原作は連作短編で、第1巻には14の物語が収録されています。
    旅の中でイレイナが訪れる国、一つの国、一つのエピソードが連なっていきます。
    連作短編の小説は時間が取れなくても、空き時間に気軽に読めるところが良いですね。
    微笑ましい話もあれば、苦い恋の話、闇の深い話など……イレイナが旅で別れる人々はバラエティーに富んでいて楽しい。

    文章が読みやすいのでサクサク読めます。

    • みお728さん
      共感です。イレイナかわいいですよね
      共感です。イレイナかわいいですよね
      2022/01/20
  •  突然ですが、私は今、とても旅に出たい。
     仕事が忙しい(図書館としては嬉しい悲鳴)、プライベートも忙しい(これは嬉しくない)、季節がすっきりしないからどうも体調がふるわない(これは困っている)、などなど。どれも小さなことですが、積み重なり、癒しを求めた結果、私の心は旅情に思いを馳せています。

     さて、そんな中、旅行ガイドや風景写真、旅行エッセイなどを読み漁っているわけですが、久しぶりにこちらの本を手に取りました。
    『魔女の旅々』
     2016年発行なので、新しい本ではありませんが、当時、箒に乗って様々な場所を
    旅し、色々な人と出会い、経験を重ねていく主人公とともに、私も旅を重ねた気持ち
    になったものです(帯には乗れませんが)。

     主人公である灰の魔女・イレイナは、弱冠15歳で魔法使いの最高位『魔女』の称
    号を得た天才少女で、幼いころに読んだ旅の物語に憧れて、気の向くまま旅を続けま
    す。
     彼女が訪れた国は、魔法使いの国や、魔法が使えない人の国、美男美女の国など、
    多種多様で、出会う人たちも個性的です。よい出会いもあれば、悲しい出会いもあ
    り、ただ楽しいだけの旅ではありませんが、年のわりに大人びたイレイナは、ある程
    度距離を保ちながら、旅を続けます。
     物語はわりと淡々と進んでいくのですが、どの国にも心を残さず旅を続けるイレイ
    ナの姿が印象的で、独特の空気感のある作品です。
     アニメ化もされており、こちらもこの空気感がきちんと再現されていて、毎週楽し
    みでした。
     そもそもイレイナがなぜ魔女になったのか、どうやって魔法を教えてくれる師匠と
    心を通わせたのか、その旅に終わりはあるのか、その謎は、イレイナと一緒に旅をす
    ればひとつずつ明かされていきます。
     大きな出来事が起こるわけではない、どちらかというと静かなイメージの旅の日々
    ですが、疲れた脳にはとても心地いい。
     たまには、秋の夜長にこんな作品もいかがでしょうか。
    (へろへろ隊員 やまだ)

  • 白石定規氏によるGAノベルの一作で、旅をする魔女イレイナの冒険を描いた物語です。本作は、新たな地平を求めて旅立つ一人の魔女の目を通して、さまざまな国や人々との出会い、そして別れを綴っています。

    物語は、愛する人の帰りを死の淵で待つ青年、滅びた国に残された王女など、多彩なキャラクターたちとの出会いを通じて展開されます。イレイナは、これらの人々との交流を経て、自身の過去と未来についても考えを深めていきます。

    本書のテーマは「旅」と「別れ」です。イレイナは旅の中で、愛する人の帰りを死の淵で待つ青年、滅びた国に残された王女など、様々な人物と出会い、時に親しくなり、そして別れを体験します。一期一会の美しさと別れがもたらす感慨深さ、そして旅をすることで得られる経験が、イレイナ自身の成長にも繋がっている点が見どころです。

    中でも印象的なのが、滅びた国の王女とのエピソードです。 国が滅びた後も、一人で城に留まり続けた彼女に、イレイナが出会います。その交流がきっかけとなり、ついには王女が新たな一歩を踏み出すのです。このエピソードは、過去に囚われず前を向いて進む勇気を与えてくれるでしょう。

    イレイナの旅路は、私にとっても新たな発見の連続でした。読者にとっても、物語に描かれる出会いと別れのドラマは、きっと心に刻まれる体験になると思います。

  • おそらくあらゆるところで言われていると思うが、要約すると萌え要素を盛り込んだ『キノの旅』。しかも劣化版。多様性も、風刺も、世界の美しさも厳しさも、『キノの旅』が読者を魅了した要素は存在しない。

    こういう作品が好みの方もいらっしゃると思うのであまり悪く言いたくはないが、構成もやってることもこれだけかぶっているのに、肝心の話は"薄味"ときては「もうちょっと萌え要素以外で独自性を出してみては…」とぼやきたくもなる。

    「人気の既存シリーズに"萌え"を足せば売れるでしょ!」みたいな売り手の思惑が透けてみえてなんだかな。

  • 自分のお金で買おうとは思えないが、パラパラ読む分には程々に楽しめる。

  • 魔女がいろいろな国を旅する話
    いろんな事に出会うがあまり関わらず事件を解決したりはしないので
    時代劇でなく寓話
    といっても『キノの旅』ほどは徹底しておらず
    中途半端に主人公がぐらぐらするがその不安定感が独自性で
    『人類は衰退しました』とかと比べると未熟感が味わい

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著者プロフィール

GAノベル版『魔女の旅々』で商業作家デビュー。GAノベル『祈りの国のリリエール』も好評発売中。完全新作『ナナがやらかす五秒前』も始動!!

「2023年 『魔女の旅々21』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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