- 本 ・電子書籍 (333ページ)
感想・レビュー・書評
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イレイナ(主人公)可愛すぎ。
17巻くらいまであるが、1巻が一番面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
突然ですが、私は今、とても旅に出たい。
仕事が忙しい(図書館としては嬉しい悲鳴)、プライベートも忙しい(これは嬉しくない)、季節がすっきりしないからどうも体調がふるわない(これは困っている)、などなど。どれも小さなことですが、積み重なり、癒しを求めた結果、私の心は旅情に思いを馳せています。
さて、そんな中、旅行ガイドや風景写真、旅行エッセイなどを読み漁っているわけですが、久しぶりにこちらの本を手に取りました。
『魔女の旅々』
2016年発行なので、新しい本ではありませんが、当時、箒に乗って様々な場所を
旅し、色々な人と出会い、経験を重ねていく主人公とともに、私も旅を重ねた気持ち
になったものです(帯には乗れませんが)。
主人公である灰の魔女・イレイナは、弱冠15歳で魔法使いの最高位『魔女』の称
号を得た天才少女で、幼いころに読んだ旅の物語に憧れて、気の向くまま旅を続けま
す。
彼女が訪れた国は、魔法使いの国や、魔法が使えない人の国、美男美女の国など、
多種多様で、出会う人たちも個性的です。よい出会いもあれば、悲しい出会いもあ
り、ただ楽しいだけの旅ではありませんが、年のわりに大人びたイレイナは、ある程
度距離を保ちながら、旅を続けます。
物語はわりと淡々と進んでいくのですが、どの国にも心を残さず旅を続けるイレイ
ナの姿が印象的で、独特の空気感のある作品です。
アニメ化もされており、こちらもこの空気感がきちんと再現されていて、毎週楽し
みでした。
そもそもイレイナがなぜ魔女になったのか、どうやって魔法を教えてくれる師匠と
心を通わせたのか、その旅に終わりはあるのか、その謎は、イレイナと一緒に旅をす
ればひとつずつ明かされていきます。
大きな出来事が起こるわけではない、どちらかというと静かなイメージの旅の日々
ですが、疲れた脳にはとても心地いい。
たまには、秋の夜長にこんな作品もいかがでしょうか。
(へろへろ隊員 やまだ) -
自分のお金で買おうとは思えないが、パラパラ読む分には程々に楽しめる。
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魔女がいろいろな国を旅する話
いろんな事に出会うがあまり関わらず事件を解決したりはしないので
時代劇でなく寓話
といっても『キノの旅』ほどは徹底しておらず
中途半端に主人公がぐらぐらするがその不安定感が独自性で
『人類は衰退しました』とかと比べると未熟感が味わい
著者プロフィール
白石定規の作品





