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Amazon.co.jp ・電子書籍 (366ページ)
感想・レビュー・書評
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虚弱な身体と、誰にも言えないとある能力を抱え、夢は地味な隠居生活だという主人公のヤハト。その夢が叶うかと思われた辺境への左遷は、皇女の太守赴任により脆くも崩れ去る。
ありふれたファンタジーではなく、世界設定をだらだら語ることもなく、描写は優れ、キャラクターは魅力がある。
話としては文句なしなのだが、文章でちょいちょい引っかかるところがある。
導入は主語を省略している箇所がいくつかあり、誰の視点なのかわかりづらい。
キャラ二名で会話する場面でも、たびたびどちらの発言かわからなくなる。
そして主人公が幻覚を見るシーンでは幻覚と現実が入り交じって描写されており、これも混乱する。
まとめると、作者に俯瞰視点が足りない。もしくは日を空けて校正をしなかったのではと思われる。作者の脳内では場景ができあがっているので、他人が読んでわかりづらい箇所は意外と気づかないものだ。
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本格ファンタジー。持って生まれた力や立場のために縛られながらもがいている登場人物たちや、それぞれの関係性の魅力はもちろんのこと、世界観、魔法(恩寵)の不自由さ、登場する生き物たちの描写が、とても、すごく、ツボのど真ん中だった……そうそうこういうファンタジーが読みたかったのー! と叫びつつ読了。続編も買ったのであとで楽しみに読む。
妹尾ゆふ子の作品
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