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バイトを掛け持ちして暮らす貧乏フリーターの朱音は、トラウマのせいで甘いものが大嫌い。ある夜、具合が悪くなったところを、バイト先のコンビニの常連客・篠田に助けられる。パティシエ修行中で甘い匂いを漂わせる彼に、いつも無愛想になってしまう朱音。それでも優しく微笑みかけられ、戸惑いながらも心を開きかけるが、トラウマの原因となった男がかつての篠田だと気づき――!?
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トラウマのせいで人に頼ることをしない、心を開かない朱音の孤独が痛かった。
朱音の無愛想でツンな態度も受け流して朱音をかまいたおす篠田と、そんな篠田に徐々に心を開いていく朱音。なのに、母親と一緒に自分を捨てていった「しのちゃん」が篠田だと気づいてしまう。…っても、それ朱音の誤解じゃね?とすぐにわかる流れだったし、実際、朱音の誤解だったわけで、誤解がとけて、篠田とラブでめでたし、という話。
ホットケーキを食べたくなった。もちろん、バターと蜂蜜で。