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感想・レビュー・書評
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いわゆる大規模プロジェクトの中の話になっていて、とても面白かった。
無線技術やカードそのものの省サイズ化など技術の進歩だけではなく、さまざまな交渉やプレゼン、外国メーカーとのやりとり、プロジェクトの進行、プロジェクトチームも含めて大変だったことがとても良くわかる。
そして何よりも(当時からして)未来の話があり、とても夢のあるプロジェクトだったんだろうなと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まず、本のタイトルがいい。カッコいい。
経営トップの大きな構想や戦略ではなく、現場の人間がユーザーファーストで構想を描き、経営層と会社を巻き込み、熱意と努力で全く新しいサービスの立ち上げと浸透にこぎつけるところに勇気を与えられる。
なによりも、自分の仕事においても、とにかく、ユーザーの目線にたつこと、顧客に役立つことに真摯に向き合って、プロダクトを少しずつ、試行錯誤で磨きあげていきたいと思った。 -
Suicaの開発、導入、発展のプロジェクト進行の話。参考にしたい
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Suica開発のプロジェクト史。すっかり日常に欠かせないものになったSuicaが世に出るまで、技術者たちがいかに苦難を乗り越えか、その当事者から語られる。
周囲を巻き込むエネルギーと、社会的インフラを支えるエンジニアの責任感の高さに感動を覚える作品。 -
SUICAを開発した人の話。
基礎研究から実用化、その後のビジネス展開まで、SUICA開発の紆余曲折が詰まった本。
日本のキャッシュレスは間違いなくJR東日本が変えたよなと思っており、ここは外資に頼らずにやりきった日本の偉業だと思う。
かざす方式から現在のタッチアンドゴー方式に変わったエピソードや、絶対に改札を止めないサーバー構築を目指したりする部分は、今は常識だが当時としてはかなり斬新的な発送の構築段階を読めるのが見どころか。
トライアルでのトラブル含め、PJ進めるあるあるが多くて社会人としては面白かった。
ただ、特にドラマチックなエピソードがあったりはないので、エンタメ的な面白さはあまりない。
著者が優秀過ぎて、経営陣の説得とかPJ進行がスムーズなんですよね… -
Suicaの技術的な軽い話題とビジネスの展開の苦労話。最近、事務所のカードキーがSuica対応のものになって読んだ。