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感想・レビュー・書評
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本著では「戦いそのもの」より
・戦いに至る経緯
・中心人物の生き方や評価
を中心に、それぞれの戦いの
「意味」、「影響」、「実態像」を
浮き彫りにしています。
学生時代は華々しい合戦劇に心躍りましたが、
会社勤め10数年を経た今、視点は
・組織の要求と自分の理想が食い違う事で生じる葛藤
・個人の力を集団の強さへ導く原動力
に向かいます。
本書では素直に理想に殉じた人々の多い蜀より、
・主君と目指す国家像が異なる事で苦しんだ荀彧
・斬新な政策で世を切り開く曹操
がいる魏の記述に興味を惹かれました。
多くの英傑たちがそれぞれの理想を燃やしながら
誰も最終的な勝者になれなかった三国志の世界。
その実態を垣間見る事ができる一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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