東京帝大叡古教授 (小学館文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • なんというか、どう読んでいいのやらわからない、最後まで「???」な本だった。
    虚実ないまぜのストーリー仕立だから
    「藤太」くん(=若かりし日の某氏)が、ウンベルト・エーコから多大なる影響を受けたのだろうか、とか想像はするものの、
    それにしてはあまりにも軽すぎる感がするし、叡古教授がそもそもあんまり魅力ないし。
    史実の下敷きがあるから、それを知ったうえでそこにのめり込もうとするとすかっと外されるし、
    それじゃー、フィクションで、って読むと、急に実際の政治的な話になるし、
    最後に「藤太」の本名がわかったところで、「いやいやいや、それはちがうだろう。つうか、そんな片鱗がどこに?」
    という違和感しかなかった。

  • ウンベルト・エーコとの因果関係はないけど。
    推理もの感が薄くて、奇人列伝っぽいかも。

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著者プロフィール

1971年群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業。2003年、第42回オール讀物推理小説新人賞を「キッドナッパーズ」で受賞しデビュー。15年に『東京帝大叡古教授』が第153回直木賞候補、16年に『家康、江戸を建てる』が第155回直木賞候補となる。16年に『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』で第69回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)、同年に咲くやこの花賞(文芸その他部門)を受賞。18年に『銀河鉄道の父』で第158回直木賞を受賞。近著に『ロミオとジュリエットと三人の魔女』『信長、鉄砲で君臨する』『江戸一新』などがある。

「2023年 『どうした、家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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