脳の呪縛を解く方法 [Kindle]

著者 :
  • コグニティブリサーチラボ株式会社
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感想・レビュー・書評

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  • 未来の自分の仕事を計画するのに示唆を与えてくれた本。
    「お金のあるところでビジネスをする」「そんな安い奴は信用ならん、と思うのが金融のアメリカ人」
    まさに。
    「悪口を投げかけるのは、相手が自分と同等だと思うから言ってくる。自分をそこに合わせる必要はない」「奴隷の鎖自慢:下は下で自分の不幸自慢をする。でも結局は奴隷」
    結局今の指導者を選んでいるという時点で、私たちは支配されるのが好きなのだ。その方が自分で選ばなくていいから楽なのだ。支配されたいというくせをやめよ。

  • アンリミテッドにて読了。

    下記には以来とした箇所をコピペ:

    9
    青色のハイライト | ページ: 31
    とすれば、居場所づくりやコミュニティの再生が解決策にならないことははっきりしています。ほんらいそれらは大切なことかもしれませんが、社会は後戻りしてくれません。 うまく居場所をつくることができたと思っても、もうそのときには、それはその時点の社会にマッチしない、居心地の悪い場所に変化してしまいます。 古き良き時代の社会イメージを前提にするかぎり、「生きづらさ」は永遠に解消されることはないの

    メモ下記の記述は重要。祈祷院建設もこの考えだったか?要再検討!:とすれば 、居場所づくりやコミュニティの再生が解決策にならないことははっきりしています 。ほんらいそれらは大切なことかもしれませんが 、社会は後戻りしてくれません 。うまく居場所をつくることができたと思っても 、もうそのときには 、それはその時点の社会にマッチしない 、居心地の悪い場所に変化してしまいます 。古き良き時代の社会イメ ージを前提にするかぎり 、 「生きづらさ 」は永遠に解消されることはないのです 。

    青色のハイライト | ページ: 55
    それでも石破氏は、なぜか人一倍の焦りを周囲に発散しています。私の見立てでは、彼はおそらく「何らかのシナリオが動いている」 と知っているのではないでしょう

    メモ石破茂の発言に日本の残された時間がそれほどないと言う内容のものがあったとのこと

    オレンジ色のハイライト | ページ: 97
    ソーシャルメディアを無防備に信じ込んでいれば、知らない間におかしな話を信じ込まされていたとしても、不思議ではありません。 意図的に嘘をつくという点では、ソーシャルメディアとマスコミは同様なの


    黄色のハイライト | ページ: 110
    私は、人種差別と闘ったアメリカの作家アミリ・バラカの説く「奴隷の鎖自慢」 を思い起こします。 「奴隷は、奴隷の境遇に慣れ過ぎると、驚いた事に自分の足を繋いでいる鎖の自慢を始める。 どちらの鎖が光っていて重そうで高価か、などと。 そして鎖に繋がれていない自由人を嘲笑さえする。 だが奴隷達を繋いでいるのはじつは同じ鎖に過ぎない。 そして奴隷はどこまでも奴隷に過ぎない」 鎖自慢に興じながら生涯を閉じることができれば、これは幸せです。 しかし、それは奴隷の幸せ


    オレンジ色のハイライト | ページ: 118
    悪口や皮肉がなぜ口を衝いて出るかというと、その人のエフィカシーが低いからです。自己評価が高ければ、他人のすることにわざわざ悪口をいおうなどとは考えません。悪口を投げかける相手のことを、自分と同レベルだと認識しているから、そういう考えが浮かんでくるわけ


    黄色のハイライト | ページ: 118
    人間は面白いもので、 自分が悪口をいわないとしても、誰かが発する悪口やネガティブな意見を聞くだけでエフィカシーが下がります。 嘘だと思うなら、悪口ばかりいう知り合いの話に、束の間でもつきあってみたらいいでしょう。うんざりして、何かをしようとする意欲がすっかり萎えてしまうはずです。これがエフィカシーの下がった状態


    青色のハイライト | ページ: 121
    人間は、究極的に「奴隷として幸せに死ぬか」「その世界を離れて一人ぼっちの神官として死ぬか」この2つのどちらをとるかしかありません。私は、後者を選びました。もちろん、どちらを選ぶとしても、それはみなさんの自由


    オレンジ色のハイライト | ページ: 142
    ローマ帝国でさえ滅んだという古い事実 に 倣わなくとも、 第2次世界大戦後に崩壊した国は、『消滅した国々』(吉田一郎著/社会評論社)によれば、183カ国に上ってい


    オレンジ色のハイライト | ページ: 176
    ただ、私たちがあれほど欲していた民主主義は、当面は手に入れられないかもしれません。なぜなら、格差の拡大は、民主主義や国民主権が形骸化するプロセスの中で起こっていることだからです。 当然、全体主義的な傾向は強まるし、それが進んでいくかぎり、民主主義も自由主義も遠のいていくでしょう。

  • 主体的に生きる事の難しさ、これにつきます。
    いかに思考的に管理されずにいきづらさから脱出できるか?一読の価値あり。

  • バイオパワーの源は右脳言語野。常識は環境に応じて変わるから内的要因だけでは説明できないけれども。

  • 陰謀論みたいなのも、まぁどれが正しいかわからんけども、見えない方向から考えるうえでよかった。

  • 内容については、すべて本気にしていないけど、普段受け取っている情報について違った見方で見れるので面白かった。

  • エフィカシーの話が印象的だった。

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著者プロフィール

認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。
カーネギーメロン大学博士( Ph.D)、同 CyLab フェロー、ジョージメイソン大学C4I&サイバー研究所研究教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、日本外交政策学会会長、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO 兼基礎研究所長。マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験、三菱地所在籍のままフルブライト全額給付特待生としてイェール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の世界最高峰カーネギーメロン大学大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所(現 Language Technologies Institute)等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員、早稲田大学研究院客員教授などを歴任。また、晩年のルー・タイスの右腕として活動、ルー・タイスの指示により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「 TPIE」、「 PX2」、「 TICE」コーチングなどの開発を担当。その後、全世界での普及にルー・タイスと共に活動。現在もルー・タイスの遺言によりコーチング普及及び後継者として全世界で活動中。一般財団法人サヴォイア王家諸騎士団日本代表、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団大十字騎士。近年では、サヴォイア王家によるジュニアナイト養成コーチングプログラムも開発。日本でも完全無償のボランティアプログラムとして「PX2」と並行して普及活動中。

「2023年 『新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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