向田理髪店 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 単純に、安心して読めた。平和で穏やかで、ちょっとしたいざこざもほんわかしている気がする。
    良くも悪くもみんな顔見知り。田舎のしんどいところ。
    周りに気をまわして、穏便に付き合ってれば何てことないのに、ちょっと距離をおくと「おかしい」と言われる。
    うっとおしい。
    東京に住む息子が、倒れた親の面倒を近所にかけたくない気持ち痛いほどわかる。
    でも、面倒をかけられない近所の人は「みずくさい」という。
    じゃあと面倒をお願いすると、きっと見返りがいるはず。東京からの帰省土産?ものでなくても、帰るたびに顔出して愛想よくあいさつ?帰ってるはずなのに、何も言わないときっとそう陰口をたたかれる。
    押し付けられる親切に応えるのはしんどい。相手にそのつもりがないから余計に。
    程よく距離を保てる地域社会であればいいなと思う。

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プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『家日和』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』『ヴァラエティ』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。

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