USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門 (角川書店単行本) [Kindle]
- KADOKAWA (2016年4月23日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (271ページ)
感想・レビュー・書評
-
【ザ・マーケティング入門書】
読み物としても面白く、マーケティングの基礎がわかる。
ちなみに中学生や高校生でも読める。むしろ学生におすすめしたい。
社会人は職種部署等関係なく、教養として一読しておいて損はない内容。
森岡さんの言葉には力があり、日本を盛り上げたいという気持ちが伝わってくる。好感が持てる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
筆者自身の経験を通して、初学者でも分かりやすいようにマーケティングについて書いている。教科書的に項目を羅列するのではなく、あえて筆者の視点を入れているところが良い
マーケティングについて分かりやすい解説をしているだけでなく、その考え方をマーケティング以外の部分でも使えるような説明をしているところもよかった
また後半は筆者が考える日本社会の考察や、キャリア形成について述べられていた
特にキャリア形成に関しては非常に勉強になった
就活前に読みたかった笑
-
USJのCMO森岡さん。ドキュメンタリーで拝見したイメージそのまま、アツイ! ネットダフ屋との戦いは知らなかった。 信念で戦うべき処と、綿密に分析して導き出した『ビジネスドライバー』で勝負する戦略力。 ロジック&パッションが詰まったお人柄と、それが垣間見える一冊。
-
盛岡氏がUSJをいかに変えたかを追体験できる。ものすごく斬新・画期的な手法ではなく、マーケティングの基本に忠実に、発想、実行したのだということが分かった。どう戦うかの前にどこで戦うのか(商圏と提供するサービス)、ブランド価値を上げて弾力性を下げてから値上げを行うなど、参考になる点を多かった
著者のいう通り、マーケティングはビジネスパーソン必須の知見であるし、自身のキャリアアップやブランドエクイティにもつながるため、常に学んでいきたい -
タイトルからして、著者であるマーケターとして日本で第一線で長く実績を積んできた森岡氏の『こうすれば売れます!』的な一方的な主観で書かれている物だろうかと思ったのですが、そもそも『マーケティング』とは?というところの基礎的な勉強ができる、教科書的な本でした。
森岡氏の娘さんにも理解できるレベルで、という目線で書かれているのでマーケティングがよくわからない人にもどんな仕事か、どんな人に向いているのか、現場で成功も失敗もたくさん経験を積んだ森岡氏の実践例と、現場ではどんなことが起きるのか、そして押さえておくべきポイントなども書かれており、とてもわかりやすいです。
わたしは昔販売畑の人間でしたが、確かにこっちの部とあっちの部と店舗で言ってくることの統一性がなかったり、それぞれが覚えられないほど大量の目標を日々出してきてどこに的を絞ったらいいのかわからなくてやる気が削がれることが非常に多かったです。その頃の仕事のジレンマを思い出させてくれました。各部門ごとのしがらみが強くあるために、消費者はカレーライスが食べたいのにカレーすき焼きを作ろうとする日本の企業、という言葉の例がとてもわかりやすかった。
後半、終わりの方の森岡氏のアドバイス的なお話が一番心に残りました。
人生で挫折経験をしてきた人はそれが財産になること。行動ができないでいるならマインドセットとスキルが備わっているか確認すること。今をできる限り、やりたいことをやって泣いたり笑ったりして生きること、そしてそれが幸せであるということ。
これから就職をする学生さんや転職でマーケターを目指す人はもちろん、そうでない人も一読してみると良いかもしれません。わたしはマーケターは目指してないけれど読んで良かったです。 -
マーケティングの基礎がわかる本。
-
USJや森岡さんの例を使いながら、マーケティングの考え方が学べる本。
売りたいものを売るのではなく、売れるものを作る。
そのために戦略を考え、優先順位をつけることが重要。
マーケティング論は抽象的になりがちだけど、USJや森岡さんの例を使いながらの解説だったからわかりやすかった。
以前読んだこんまりさんの片づけ術もジャンルは全く違うが、取捨選択が大事と書かれていて、人生何をするにしても戦略考え、取捨選択をすることが大事なんだなと繋がった。
個人的には、最後のキャリア論の話も共感出来て面白かった。 -
著者森岡さんの人柄が伝わる、実に地に足がついた、マーケティングの良本だと思いました。前半はUSJを復活させた数学的なマーケティングの手法について書かれており、後半は森岡さんの苦労話や実体験から得られた想い、就活生に向けたアドバイスなどが綴られており、ビジネスのノウハウから、著者の人柄も読み取れる充実した内容となっています。著者の考えをダラダラと伝える構成ではなく、読者がどんな情報を望んでいるか?を著者自身が理解して、その心理を緻密に計算されて構成されている気がしました。所々下線が入って強調されているところも、読者の読みやすさを計算してのことだと思います。「マーケティング」の凄みを感じられる1冊です。
-
とてもわかり易い。マーケティングの専門家が書いたのに、素人にも理解できる。マーケティングが分からなかったとしても、USJが盛り上がっていく様子がとても面白い。
巷の噂で、日本の大企業はマーケティングができない、と言う話を聞くが、この本にあるような手法は、まだ一般的でないのだろうか。