掟上今日子の婚姻届(単行本版) 忘却探偵 [Kindle]

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  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。
    いつもは色々な事件の合間に含まれる、今日子さんの核心に迫るような伏線に面白みを感じるが、こちらは事件(というより問題?)そのものがおもしろかった。
    人間の心を論理立てて推理していく、というと曖昧さがおときくなりそうだが、納得感のある説明だった。

  • ギャグ回だった。さる人物が回顧的に語った己の過去をめぐって、真実と嘘を見極めようとするような話。
    過去をどう解釈するかは本人次第だけど、どうしてもポジティブに解釈しきれないこともあるだろう、ということを示したかったのかな。悲劇とも言うべき人の死を持ち出し、「ほら、こういう過去をポジティブに捉え直すことなんて出来ないだろう。そういうやつはこんなことになり得るんだ」と極端にデフォルメされたキャラクタを登場させている。
    悲劇を乗り越えていく強さを示さず、悲劇に飲み込まれる弱い人を書きたかったのかな、とか考えた。そんな浅い内容なのか、もっと深い何かがあるのかはよくしらない。
    どうしようもない、変えられない過去にいつまでもクヨクヨし、「どうしたいのか」を提示できてないのは、なんだかなーとスッキリしない気持ちになった。いろいろ書きたいのだけど、整理できるほど読み込めてもいない。また気が向いたら読み直そう。

  • 忘却探偵シリーズ。「過去の記憶の上書き」がテーマの長編。「婚姻届」ってどういうこと?と思ったけれど、意外な着地点で楽しめた。軽く読める内容でさらっと読める本。

  • 単純に面白かった。
    やっぱり長編がいいかも。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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