科学の発見 (文春e-book) [Kindle]

制作 : 赤根洋子 
  • 文藝春秋
4.00
  • (1)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • 本棚登録 :35
  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (439ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 著者のスティーヴン・ワインバーグは1979年ノーベル物理学賞受賞者。
    本書はテキサス大学の講義ノートから生まれたとある。
    タレス、アリストテレス、プラトン、プトレマイオス、ティコ、コペルニクス、ガリレオ、ケプラー、ニュートン。
    天文学と数学が物理学へと移っていく、その発見と歴史をつづる。
    現在の基準で過去を裁く「ウィッグ史観」は、歴史学研究の禁じ手とされるが、
    ワインバーグ自身は本書を「不遜な本」だと自ら言い、
    解説者のカリフォルニア大学教授の大栗博司も
    ワインバーグは確信犯であると記す。

    テクニカルノートは高校物理のレベルだと書いてあったが、
    まったくのお手上げ。
    物理は大の苦手でした。。。。
    本編は、難しいけれど読みごたえがあったと同時に
    ワインバーグの愛すべき人柄に興味を感じた。
     

  • ウィッグ史観(ホイッグ史観)上等の立場で、科学史を解説。科学とは何かという著者の立場から、アルキメデスやデカルトらをめった切り。ケプラーやガリレオらによる科学革命はあったという立場で、それ以降とそれ以前で科学は全く異なるものとなったとしている。比較的平易で読みやすい。
    科学が今日あるように昔もそうだったのだろうと、何となく思い込んでいたが、まったくそうではなかったということがよくわかった。万物の根源は水であると古代ギリシャのタレスはいったが、確かに今日の科学者であれば、その仮説の真偽を実験によって確かめようとするだろう。しかし、タレスはそうしようとは考えなかった。その時点でタレスは哲学者ではあっても、今日的な意味での科学者ではなかった。
    だとすれば、現在の科学に対する捉え方が未来永劫そうであるという保証はなく、何千年か後にはまったく違うものになっているかもしれないとも感じた。それがどんなものかは凡百の身には知るすべがなさそうだが。

  • アリストテレスとニュートンは星の動きを説明する、という点では同じだが、前者は科学的ではない。科学的とはどういうことかについて、主に天文学の歴史を通して説明していく。どれだけ理論が真実に迫っていても、観察や実験によって正当化をしなくては科学的とは言えない。

全4件中 1 - 4件を表示

科学の発見 (文春e-book)のその他の作品

科学の発見 単行本 科学の発見 スティーヴン・ワインバーグ

スティーヴン・ワインバーグの作品

科学の発見 (文春e-book)はこんな電子書籍です

外部サイトの商品情報・レビュー

ツイートする