帰ってきたヒトラー 下 (河出文庫) [Kindle]

制作 : 森内薫 
  • 河出書房新社
3.90
  • (2)
  • (5)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 24
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (184ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 面白かった。
    だんだんヒトラーが話してることが正しく感じてくるのが怖い。

  • 久しぶりに翻訳物を読んだ。
    翻訳のタドタドしさがまどろっこしいく、どうも隔靴掻痒感があるので、あまり読まなくなってしまったのだが、
    この本はまるっきりそうしたもどかしさを感じさせない。訳者がうまい。

    内容は、あのヒトラーが現代に蘇り(自殺した時点から2011年にタイムスリップしたというべきか)、本人のものまね芸人として芸能界入するという話。
    その突飛な発想に即食いついてしまった。

    期待にそぐわず、面白いやらおかしいやら、はじめはケラケラ笑って読んだ。
    ヒトラー等の歴史的知識は常識程度で十分。訳者注が充実してるし、なぜか現代の日本の感覚で理解できる。

    が、読み進めるうちにだんだん怖さが出てきた。
    自分、ヒトラーの言ってることに共感し始めてるじゃないか。
    彼の思想の殆どが勘違いと思い込みと独りよがりなのがわかってるはずなのに、ところどころ、「そうだ!そのとおりだ!」と心にかなり深く響く部分があって、
    ヒトラーをあそこまで祭り上げた当時のドイツの民衆と同じじゃないかと思い、ぞっとした。
    いま、ヒトラーがいたら、また同じことがおこるんじゃないか、とも。

    今の世の人々への警告かもしれない。
    ここまでヒトラーを再現している作者の筆の凄さにもゾワゾワする。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1967年、ドイツのニュルンベルク生まれ。エルランゲン大学で歴史と政治を学ぶ。ジャーナリストとしてタブロイド紙〈アーベントツァイティング〉紙や雑誌などで活躍。ゴーストライターとして4作品を刊行。

「2016年 『帰ってきたヒトラー 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

帰ってきたヒトラー 下 (河出文庫)のその他の作品

帰ってきたヒトラー 下 単行本 帰ってきたヒトラー 下 ティムール・ヴェルメシュ
帰ってきたヒトラー 下 (河出文庫) ペーパーバック 帰ってきたヒトラー 下 (河出文庫) ティムール・ヴェルメシュ

ティムール・ヴェルメシュの作品

外部サイトの商品情報・レビュー

ツイートする