話すだけで書ける究極の文章法 人工知能が助けてくれる [Kindle]

著者 :
  • 講談社
3.87
  • (6)
  • (9)
  • (7)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 72
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (245ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 音声入力を活用した文章作成を解説した本。

    音声入力の精度は格段に良くなり、現在では長文もかなり正確に入力できるようになっています。本書には音声入力がいかに知的作業に革新をもたらすのか、音声入力をどう活用するかが書かれています。

  • 話すだけで書ける究極の文章法 人工知能が助けてくれる! 単行本(ソフトカバー) – 2016/5/20

    日本は人工知能を味方とする以外に選択肢はない
    2016年5月26日記述

    本書は野口悠紀雄氏による本 。
    本書では音声入力で下書きが全て書かれた。
    重要なことは 書き始めることがこれまで以上に簡単になったことである。
    もちろん 手書きで原稿用紙を書くことに比べれば
    PCで書くことも昔に比べ簡単になったことは野口氏本人が過去の書籍で指摘している。
    音声入力を使うことでより書き始めることが簡単になったのだ。
    今このレビューも evernote に音声入力で下書きをした上で書いた。
    細かい点の修正、編集は必要ではある。
    ただ修正、編集は何も無い所から書き出すことに比べればずっと簡単な作業だ。
    音声入力してみると思っている以上に誤字脱字も少ない。
    すぐに何かメモすることができるのは魅力である。
    業務日誌や日記を残すことも随分容易になるだろうなと実感。

    本書を読んで印象に残った文章を記載していきます。

    検索のテクニックとしては名前を知っていることが何よりも重要である。
    Google の CEO(最高情報責任者)だったダグラス・C・メリルと
    ジェームズマーティンは 「google 時代の情報整理術整理術」(早川書房)の中で
    「ずっと昔確かに知識は力だった」と言っています
    検索エンジンが使えるようになって知識が持つ意味は大きく変化したというわけです
    知識を持つことが無意味だと思っていません。多くの知識を持つことはこれからも必要と思います。

    新しいアイデアはこれまでやったアイディアの組み合わせから出てきます。
    したがって多くの知識を持っている人ほどアイディアを出しやすいのです。

    音声入力聞く機能を使ってメモを残したところで特別のコストが発生するわけではありません。
    動画を保存するのとは違ってテキストファイルのメモをいくら保存してもメモリ容量のごく一部を使うだけです
    従ってメモすべきかどうかなと思い悩まずなんでもメモしたほうがよいのです。
    考えがまとまってから入力しようなどと考える必要はありません。
    あとから編集はいくらでもできるのでどんどん入力していくべきです。
    紙のメモだとすぐには取れない、もしくは紙のメモそのものを紛失してしまうリスクがある。
    しかし音声入力であればすぐに残すことができます。またメモを無くす危険を減らすことが出来る。
    書いたことさえ忘れてしまったメモがスマートフォンにきちんと残っているのを見ると極めて強力な外部脳が出現したと実感し感激します

    P 256から漢字が書けなくても読めればよい。
    漢字を書くことにそれほどこだわる必要はないという野口氏の指摘があります。
    問題は野口悠紀雄氏のいうレベルの漢字を読めばよいということと一般人の漢字をよめれば良いという意味合いが異なっているのではないかということです。
    今でもブログやまとめサイト、Twitter上において誤字脱字が大変多い。
    漢字を書く訓練そのものはやはり減らす事は難しいのではと思えます。
    ただし漢字の履修に制限をかけなくてよいとする意見には賛成します。

    本書を通じて何よりも重要であるのは野口悠紀雄氏のような新しい技術が登場しそれにすばやく対応していく姿勢である。

    本書の後半にはAI、人工知能が人間社会に対して敵対するのでは?という疑問を
    ビル・ゲイツやスティーブン・ホーキングらが警告を発していると紹介されている。
    ただ野口悠紀雄氏の「1500万人の働き手が消える2040年問題--
    労働力減少と財政破綻で日本は崩壊する」2015/3/6
    を読み、日本を取り巻く人口減少社会を考えると日本はこの人工知能技術を否が応でも味方としていく以外に選択肢はないだろうと思えた。

  • 野口悠紀雄の本によって、常に仕事の方法がかわってきている。「超整理法」によって, 時間軸を用いて整理し、検索しやすくするということができた。ノートでの記録の問題は自分の書いたものを探し出すことができるかにあった。時系列のノートにも関わらずである。キイワードが検索できない。
    結局、パソコンが登場することによって、キイワードで検索が可能となった。野口悠紀雄方式の整理法を継承している。
    重要なのは、野口悠紀雄のアウトソーシングの考え方だった。ノートでもなく、ワードでもなくブログにどんどんアウトプットすることで、実に快適に探し出すことできるようになった。カテゴリー毎のブログを作ったからだ。それで多数のテーマの仕事をこなせるようになったのはブログのおかげでもある。
    頭の中にあるいろんな言葉を文字化する作業は実に重要だ。音声入力でするとしたら、楽に入力できる。iPhoneでの音声入力について誤変換がかなり減っている。音声入力の単語登録ができるともっといいが。
    メモとは、どんな時に取るのか?
    ①アイデアメモ;1)仕事のやり方 2)企画案の作成 3)新商品の開発 4)販売促進 5)新ビジネス ②文章の作成 ③忘備録 1)新聞や本などの新しい情報 2)買い物メモ 3)映画や街角で感じたことの感想。街角の場合は写真が多いが、写真に言葉が吹き込めれば、かなりいいのだが。4)会議のメモ、会議録。④作業メモ ⑤メールの下書き ⑥日記 ⑦To Do メモ
    そういうものが積み重なって、①新しいアイデア ②新しい理論 ③定説や常識の見直しと新たな発見 ④問題を解決する ⑤新しい方法の開発。
    本を読む→刺激→ブレインストーミングの発展 自分対話ができる。環境を変える→刺激→経験や知識になっていく。なるほど、頭の中にある文字をどんどん吐き出し、文字化できることで、頭の中を検索しやすくできるのだね。いいことだ。

  • この本を読んで、音声入力を始めた。本の通り入力そのものは非常に楽である。「正しい文章を話す」ことの難しさと重要性がわかった。久しぶりに読む価値あり、自分の行動を変えるきっかけとなった本。

  • 育児中のすきま時間に効率よくアウトプットを行うためのヒントが得られた。

    (備忘録)
    ・会議中に紙にメモを書いておき会議後に音声入力で議事録を作成する
    ・切羽詰まれば必ず何かのアイディアが出てくる
    ・一仕事終えのんびりしているときにはアイデアは出てこない
    ・メモを書く理由は備忘と集中力の支援
    ・アイディアの素はすでに自分の頭の中にあり、刺激によって関連付けされアイディアとして表出する
    ・音声入力によって自己対話が可能
    ・即時対応可能性と一覧性の2点においてデータより紙が優位
    ・音声入力はゆっくり話すより早く話した方が文書の正確性が上がる

  • 話すだけで文章が書けるというのは、音声で文字を打つということです。まだまだ使い物にならない技術かと思いきや、これが結構ちゃんと認識してくれるのです。
    まだまだ不完全な部分はありますが、これからますます進化していくことで、現時点の不満も解消されていくでしょう。

    あまりコンピュータに詳しくない方が多く読まれると思うので、もう少しアプリや音声での文字を入力することについての細かい説明が欲しかったところですが、新しいコンピュータの使い方を気付かせてくれる1冊です。

  • 古い方法に慣れた人は、新しい方法が出てもすぐに移行しないし、なかなか出来ない。音声入力は私にとってまさにそんな技術。書く行為は捨てたくない。でも本を読んで場面によっては音声が便利かもしれないと思うようになった。読書中に浮かんだ感想やブログの下書きなら使えそう。ただ、人がいるところではまだ難しいかもしれない。手持ちのスマホで試したら長い文でも思いのほか正確に入力されて驚いた。ここまで来てるのか。

  • 音声入力について、その方法と効果を語った本。

    ・文章作成で難しいのはスタートすること。音声入力は、この課題を解決するツール。
    ・音声入力で、頭の中を見えるかできる。プレゼンの準備にも効果的。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業。64年大蔵省入省。72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て2017年9月より早稲田大学ビジネスファイナンス研究センター顧問。専攻はファイナンス理論、日本経済論。ベストセラー多数。Twitterアカウント:@yukionoguchi10

「2023年 『「超」整理手帳 スケジュール・シート スタンダード2024』 で使われていた紹介文から引用しています。」

野口悠紀雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×