旅立ちの季節 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 妻をなくし、海上保安庁で仕事に生きてきた男性が退職後、姪とその夫のサポートを受けながら終活にいそしむという話。
    暗いといえば暗いテーマかもしれないし、今風といえばいかにも今風のテーマ。人生100年時代、終活というのは死の準備ではなく、これまでになく長い老後をいかに生きるかを考える活動なのだと思う。
    デビット・ゾペティの小説はなぜか透明感があって、だからといって絵空事ではなく、登場人物がいい人ばっかりという嫌いはあるけど、読んでいてなぜか静かになれる。

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著者プロフィール

1962年スイス生まれ。ジュネーヴ大学日本語学科を中退して来日、同志社大学文学部国文学専攻に編入。卒業後テレビ朝日初の外国籍社員となり記者兼ディレクターとして働く。1996年「いちげんさん」で、すばる文学賞を受賞、芥川賞候補になる。1998年テレビ朝日を退社。2000年「アレグリア」で三島賞候補になる。2001年『旅日記』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。他の著書に『命の風』がある。

「2023年 『奇跡のタッチ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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