井上光晴(1926.5.15~1992.5.30) 小説家。福岡県生まれ。高等小学校中退後、電波兵器技術養成所に通い、入営直前に長崎・城崎で敗戦を迎える。1946年、日本共産党に入党、地区常任となる。この頃から詩を発表。50年、日本共産党の「所感派」「国際派」の分裂により「所感派」から除名されるが拒否。同年7月、「書かれざる一章」を「新日本文学」に発表。53年、日本共産党を離脱。55年、上京し、本格的な作家活動に入る。70年より89年まで、季刊誌「辺境」(第一次から第三次)を刊行。77年、佐世保に文学伝習所を開設。その後、各地に文学伝習所が開かれることとなる。主な著書に『虚構のクレーン』『地の群れ』『他国の死』『心優しき叛逆者たち』『明日 一九四五年八月八日・長崎』『暗い人』など多数。
「2014年 『西海原子力発電所/輸送』 で使われていた紹介文から引用しています。」