- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988111250100
感想・レビュー・書評
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同性と恋に落ちることなんて「誰にでもあると思わない?」というセリフがこの映画の質の高さを物語っているのではないか。ジェンダーだとかLGBTだとかそういうのを超えた深い理解と経験が、作り手にあるような気がした。二人とも美しいし、語りすぎない魅力もある。ラストの二人の表情がなんとも言えず良い。
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画面がとても美しくて、しっとりと観られました。
キャロルとテレーズ、どちらが先に恋に落ちたのか、を考えるのは野暮だと思いました。お互いに惹かれ合っていくのが切なくも丁寧に感じられました。
キャロルもテレーズもとても魅力的です。ファッションも好き。
キャロルの幼なじみの元恋人も良い人でした。テレーズからしたら、ちょっと嫉妬してしまうのもわかります。
妻が女性と恋愛している、というのは単なる不倫以上に夫にとっては許せないのかもしれないです。
でもそれにしても夫に同情はしません。
お互いに離れる決心をしても、やっぱり自分に嘘はつけない、というのが切なく、ラストシーンが素敵でした。
運命、ってこういうことなのかなぁ。
ケイト・ブランシェットもルーニー・マーラも美しくて良かったです。 -
・ゴージャスで寂しげなキャロル。ファッションが素敵、特に帽子。
・オードリー似のテレーズ。彼氏とのヨーロッパ旅行もキャロルとの逃避行も流されるまま。始めて自分で決断したのが写真の売り込みとタイムズへの転職?
・娘の親権を盾にキャロルとの離婚を承諾しない夫。お上品ぶった義実家。 -
惚れたわ、ケイトブランシェット
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レンタルで借りて観ました。
アメリカ版昭和レトロな雰囲気で展開される切ないお話。
あかん、何回でも観れる。
これはいい映画。 -
<b>クリスマス関係無しに、色々とやべぇ映画</b>
クリスマス映画第二弾という事で、手に取った本作。
内容としてはクリスマスっぽい映画では無いが、
これはこれで正解だった。
アカデミー賞6部門ノミネートは伊達じゃなく、
色々とやべぇ映画だった。
何故なら、こんなにもどのカットを切り取っても美しいと思える映画は稀である。
主演女優の2人の美しさもさることながらカット割りや構図、そして冬のマンハッタンと言う
ロケーションが美しさを際立たせているのだ。
後もう一つの特徴として、登場人物があまり喋らない。
にも関わらず、登場人物一人一人の思いや感情がグイグイ観ているこちら側の
心に入り込んでくる。
眼は口程にモノを言うとはよく言ったものだが、その通り眼の動きと、しぐさで感情を伝えてくる。
キャロルがテレーズを見つめるシーンやタバコを吸うシーンが良く出てくるのだが、
見つめる事やタバコを吸うと言う同じ行動にも関わらず、しぐさだけで、悲しさ、寂しさ、怒り、不安などなど
こんなにも感情のバリエーションがあるのかと言うくらい、見せつけられる。
ストーリー的に当時は周りからも認められていない同性愛者の話なのだが、
決して差別的ではなく、当事者間の心の動きを中心に切り取っている処も
好感度が高い。
決して派手な映画ではないが、観た人の心に何かしらの傷跡を
残す映画だと思います。
<blockquote>
【あらすじ】
1952年、ニューヨーク。高級百貨店でアルバイトをするテレーズは、クリスマスで賑わう売り場で、そのひとを見た。
鮮やかな金髪、艶めいた赤い唇、真っ白な肌、ゆったりした毛皮のコート。
そのひともすぐにテレーズを見た。
彼女の名はキャロル。
このうえなく美しいそのひとにテレーズは憧れた。
しかし、美しさに隠されたキャロルの本当の姿とは・・・・・・。
不幸な結婚、偽りの人生、何より大切な娘を夫に奪われようとしていた。
それを知ったとき、テレーズの憧れは思いもよらなかった感情へと変わってゆく・・・・・・。 (Amazonより)</blockquote> -
ラストシーンが凄すぎて心臓止まった……。