風と共に去りぬ 全5巻セット (新潮文庫)

  • 1977年7月30日発売
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感想・レビュー・書評

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  • 高校生の時に読んで、今回は2回目の読了。
    やっぱりすごく感動した。

    映画も確かに素晴らしいけれど、映画よりも先にこの小説を読んでおいて良かったと思う。映画は表面をあっさりとすくっているだけ。映画のシーンに小説での心理描写を補っていくことで、更に映画を楽しめます。

    スカーレットは我儘で恐ろしいことを考える女性だけど、彼女の力がなかったら南北戦争の中、生き延びられない人達がたくさんいた。

    慣習に縛られず、強く生きる力。
    絶対に飢えない。家族達を飢えさせない。そのためには手段を選ばない。

    なんだかんだ言っても、アシュレやメラニーとの約束をきちんと守る誠実さ。

    母親の上品さ気高さにずっと憧れながら、父親の気性しか受け継がなかったスカーレット。
    そして、憧れの母親にそっくりなのは、スカーレットが目の敵にしているアシュレの妻、メラニーだった。

    メラニーの素晴らしさはなかなかスカーレットに通じなかったけれど、メラニーの最期の頃にやっと気付く。
    レットの素晴らしさ。アシュレへの愛は幻想。全てに気付くのが遅すぎ。

    でもスカーレットは後悔ばかりせず、何とか取り戻そうと力強く生き延びていくだろう。逆境に負けない力を奮い起させてくれる小説だと思う。

    でも、そんな逆境に陥る前に、自分の今ある幸せに気付ける人でありたいと改めて思った。

  • 10代の時に初めて、自宅の本だなに並んでいた文学全集の中にあったこの作品を手に取った。
    長編小説にはつきものの、「波に乗るまで」には若干の忍耐を必要としたが、乗ってからはその世界にどっぷりと入りこむことができた。

    映画も大作だが、私は映像の前に原作を読んで正解だったと今でも感じている。
    先に観てしまっていたら、「もう知っている話」として、あえて大著に挑む気にはなれなかったかもしれないので。

    でも、(あの長時間の)映画にも描き切れていないドラマが、機微が、原作の中にはあります。
    映画ファンの人にもぜひ、原作を読んでもらいたいです。

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