官賊と幕臣たち: 列強の日本侵略を防いだ徳川テクノクラート [Kindle]

著者 :
  • 原田伊織
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (155ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 斬新なスタイルの歴史書。
    冒頭、著者が史料を読み込めないので小説を引用した、と言い訳している本を始めて読んだ。
    欧米、長州といった、歴史上優勢だった勢力の欠点を批判してカタルシスを得る視点は、素人や半可通がたまに採る書き方だけど健全なものではない。
    この本も、広告代理店の社長が書いたもので、論旨も、構成も真面目な長文を書くためのトレーニングを欠いたまま執筆している悪文が目立つ。
    Kindleストアでは売れ筋商品となっているのが残念。

  • 「鎖国」「開国」を巡っての解釈や、明治維新の評価などについては、同感できる書だった。幕末期から明治初めにかけての海外の動向、とりわけヨーロッパ事情や新興国アメリカ、さらには大国ロシア、さらには清についての対置のしかたも明快で分かりやすく、同時代を国を越えて水平に眺める歴史観が重要だということを教えてくれる貴重な書でもあった。ところどころ、著者の狭隘な主観が覗くところがあり、そこを相対化して読めれば、貴重な情報が得られる書と言える。

  • 維新史の見直しがやっと始まったのかなという感じです。近代化には倒幕とそれにつづく戊辰戦争が必要だったと言われてかなり違和感がありましたから。

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プロフィール

(はらだ・いおり)
作家。歴史評論家。京都市生まれ。大阪外国語大学卒。広告代理店でマーケティング・プランニング、コピーライティングやTBS系列「赤いシリーズ」などの番組企画に携わる。
2005年私小説『夏が逝く瞬間』(河出書房新社)で作家デビュー。『明治維新という過ち 日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト』が歴史書としては異例の大ヒット作となり、「明治維新論争」に火をつけた。本書は、「明治維新三部作」の完結編。
主な著書に『三流の維新 一流の江戸』(ダイヤモンド社)、『官賊に恭順せず 新撰組土方歳三という生き方』(KADOKAWA)、『明治維新 司馬史観という過ち』(悟空出版)、『日本人が知らされてこなかった「江戸」』(SBクリエイティブ)、『原田伊織の晴耕雨読な日々~墓場まであと何里?~』(毎日ワンズ)などがある。

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