黄金の烏 八咫烏シリーズ (文春文庫) [Kindle]

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  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • 八咫烏シリーズの第3作。

    いよいよ金烏の能力が明らかになってきます。
    第1作、第2作は前フリだったのかー、って感じです。

    作者の構想の大きさに脱帽です。

  • とりあえず3作目までは読もうと思ったのだが、もうここで読むのをやめようと思う。
    物語自体はそれなりに面白かった。世界観も良いし、謎の薬を追う過程も面白い。
    でもやはりどうにも登場人物が好きになれない。
    文体も時々雑だし、何より言葉づかいが受け入れられない。
    この世界は身分制度があり、それに準じた教育を受けているのではないのか?
    雪哉と若宮の距離感はもういいとしても小梅はちょっと受け入れられなかった。
    何で雪哉にだけあんな馴れ馴れしいのか。
    身分の違いがあまり分からないのかと思いきや、雪哉以外の人にはちゃんとした態度だ。
    初めは雪哉の正体を知らなかったのでいいのだが、分かった後は一度態度が改まるものなのでは。
    そこから畏まったままになるか、徐々に親しくなって元の態度に戻ったりするのではないだろうか。
    いくら事件が彼女本人のせいではないとはいえ、ちょっと図々しい気がする。
    雪哉の家の者も彼を大事にしているようなのに、小梅の態度を注意することもない。

    言葉づかいや文体や表現など、そいういった小さいトゲのような不快感が積み重なってしまい物語に集中できない。
    この先は気が向いたら読むかもしれないが、ちょっと自分の好みと合わないのでやめようと思う。

  • 次々読める電子版の怖さ。引き込まれてどんどん読みます。

  • シリーズ第3作目。文庫化されるのを待ってから読了。
    前2作は表裏一体の序章的位置づけだったため、本作から本格的に物語が進んでいく。大猿と仙人蓋の謎を解くために、若宮と雪哉が奔走する話。若宮自身の「真の金烏」についても、その本質が少しずつ明らかになっている。
    ストーリー展開もどんでん返しも、よく練られていて、ファンタジーとして楽しめた。阿部さんが描く八咫烏の世界観が定着してきたからか、前2作より、一層面白くなっている気がする。後続にも期待。

  • 【八咫烏の世界で繰り広げられる壮大なファンタジー】八咫烏の世界に、危険な薬の被害が続出。その行方を追って旅に出た若宮と雪哉の前に出現したのは人を喰らい尽くす大猿だった……!

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著者プロフィール

1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、史上最年少の20歳で松本清張賞受賞。デビュー作から続く「八咫烏シリーズ」は、松崎夏未氏による漫画化、中台翻訳など進行中。19年『発現』(NHK出版)刊行。

「2023年 『烏は主を選ばない(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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