なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である [Kindle]
- 文響社 (2016年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (207ページ)
感想・レビュー・書評
-
本書の結論は至ってシンプルです。ラストスパートではなく、ロケットスタートをする事で、仕事が終わるというものです。マイクロソフトで右クリックを開発したほどのビジネスマンが、考える仕事方だからとっつきにくいんだろうなと思っていましたが、実際はシンプルイズベストでした。大まかに言えば頑張るべき時間を変えるだけですから、明日からでも始められると感じましたし、現在実行しています。
また、本書で用いられる例はマリオカートでから引用したロケットスタートや、ドラゴンボールの界王拳など、堅苦しい表紙からは想像できない様なわかりやすいものばかりでした。
結論がシンプルである、例えが分かりやすい、この2点が本書の魅力であると私は感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人間らしさのある方だなぁと思い親近感が湧きました。あらゆるテクニックを余すことなく教えてくれたので、明日から早速実践に移していこうと思います。ありがとうございました。
-
Windows95開発に携わった伝説の日本人プログラマーによる時間管理本。
マイクロソフト時代の派閥争いとかエピソードは面白いし、オブジェクト指向の説明なんて今まで読んだ中でも一番判りやすかった。
反面、肝心の時間管理術がちょっと精神論寄りというか、それができるなら最初から困ってないんですがって感じのもので。
こんなん無理でしょ、という人たち向けにちゃんとフォローしてくれるのは好印象だけど、やっぱり多分無理。
結論が〈天職を探してそれに就け、好きなことをやれ〉ってのもなあ。
けど、本書にある通り翌日のタスクリストは早速作成してみた。
何もやらずに不平を言うのは実りがない。
とにかく実際にやってみてからだ、あれこれ文句をつけるのは。 -
上司にGW中に読んどいてと言われて読んだ本。
著者の中島聡さんはwindows95の開発者。
(今となっては当たり前のドラッグ&ドロップ、右クリックを世界に普及した人)
正直タイトルがあんま良い印象ではなかったけど、ソフトウェア開発をしてる自分にとっては役立つ部分もあり、読みやすかった。
工数の最初の2割で8割のプロトタイプを作る。
夏休みの宿題を7月中に終わらせる感じを思い出すべきだと思った。
そのためには、やるべきことが明確になってないといけない。だから、日々のスケジュールが大切になってくる。
もっとスタートダッシュ切って頑張ろうと思った。
本書では界王拳を使うみたいだが、自分はドラゴン◯ールをちゃんと見てないので、トラン◯ムにしようと思います笑
以下、印象的なシーン
1. 仕事が終わらない人は、得てして後半の応用問題を甘く見ている。
→ これは自分にも当てはまる、、応用問題にどれだけ時間がかかるかの見積もりができてない。
テストみたいに最初の1分で全ての問題にざっと目を通すってのが仕事でも使えるのか?どう使える?
2. 仕事が終わらない理由
①安請け合いしてしまう
②ギリギリまでやらない
③計画の見積もりをしない
→ 個人的に当てはまるのは②③。
見積もりをするにはある程度やってみないとわからない。ゆえにプロトタイプをぱっと作るのが肝なんだと思った。
3. 全ての仕事は必ずやり直しになる、くらいの覚悟が必要です。荒削りでもいいから早く全体像を見えるようにして、細かいことは後で直せばいいのです。そうした気持ちでいれば、評価恐怖症でいることも、あまり大したことではないとわかるはずです。
→ これはそう思います。まずは全体像。資料の作成にも当てはまると思った。
4. あなたの任務は花を用意することであって花屋に注文することではない。
自分の中で任務を再定義することが仕事においても重要。
→ 自分もこの本を読むことが任務ではなくて、実践することが任務なんだと思った。加えて他者に共有することも。
5. いまある製品、サービス、考え方を何か使い勝手の悪い部分、気に食わない部分はないか?と言う視点で眺めてみる。
→ アイデアを考えるときに使ってみようと思った。発明は必要の母ですね。 -
あの中島さんが仕事の時間術の本を出していたと知り、オーディブルで読了。とても励まされる本だった。
要旨は添付の図表とかでも想像つくんだけど、中島さん自身の小3からの経験談が面白く、説得力もあるので、より具体的なイメージを持ってやってみたいと思えた。在宅ワークが主流の今だから取り入れやすいエッセンスも多々ある。
最終章で、ダメ押しで暗示をかけられる感じのノリも良かった。日曜の夜に読み終えるべき本。
耳読だから余計になんだけど、「期限内に仕事が終わらない?大丈夫!」「集中力が続かない?大丈夫!」などと、要所要所で入る言葉に、エンカレッジされると感じた。こういうことを若手に言ってあげられる上司になりたい。 -
10分だけ、早起きしてみようかな
-
最初の8割を2割の時間で終わらせる(ラストスパートは最悪)
→時間に余裕がある時にこそ全力疾走で仕事し、締め切りが近づいたら流す という働き方
朝の時間で仕事のほとんどを終わらせてしまう意識(午後は流し)
「なるはやで」という指示は× 必ず期限を設けて指示を出す
プロトタイプをいち早く作り、それを何度も直していくイメージ
マルチタスクは放棄
「あなた」の役割は規則を守ることではなく、仕事を終わらせることです。
集中力を無理に引き出さなければならない仕事は辞めるべき。天職=好きで好きでたまらない仕事
いいアイデアは自然と出てくるものであり、すでにあるものの組み合わせによる応用である。
仕事は15分で終わるサイズに切り分ける
あなたの仕事は仕事を終わらせること。あなたの人生の仕事はあなたの仕事を終わらせることではなく、人生を思いっきり楽しむこと。 -
著者と同業なので参考になる部分も多く、今後取り入れていこうと思う情報も多々あった。しかし若干自慢話が多く、読者に寄り添った本というよりは、著者の過去の栄光紹介がメインの章が結構あったので、その点は残念。