ルーム [DVD]

監督 : レニー・アブラハムソン 
出演 : ブリー・ラーソン  ジェイコブ・トレンブレイ  ジョアン・アレン  ウィリアム・H・メイシー 
  • Happinet (2016年9月16日発売)
3.87
  • (39)
  • (79)
  • (43)
  • (9)
  • (0)
  • 本棚登録 :336
  • レビュー :60
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953083196

ルーム [DVD]の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • サスペンスで終わらせず、親子の社会復帰に焦点を当てている。元になった事件があるけれど、救出後の方をリアルに描こうとしているのがいい。
    子持ちの身からすると観ているだけで苦しいけれど、ジャックが賢くて良い子過ぎて救われる。
    レオの親子に対する距離感がよく、踏み込み過ぎず見守る感じなのがいい。男性不信になっていてもおかしくない状況でほどほどに接するのは難しそう。

    内容的に嫌いと言いにくい映画だろうけれど、親子もので泣くのが苦手な人は観なくていいと思う。レンタルでミステリー・サスペンスで分類されているけれど、そういう要素は薄めだったので。

  • 2015年公開
    監督 : レニー・エイブラハムソン
    ==
    ある親子が、その絆と勇気で”部屋”から”世界”に飛び出して生きていくお話。

    自分にとっての世界とか社会が、いかに相対的なものなのかっていう認知の話でもあるなあと思って興味深く見ておりました。脱走の時に初めて空の下に出てそれを目の当たりにしたときのジャックのあの表情が、もう素晴らしい名演技で。あとカメラワークも素晴らしかったですね。

    陰惨な事件のお話を題材に、ここまでフォーカスポイントを親子愛に自然にずらして描いているのは面白かったなー。

  • 誰に感情移入すればよいのか迷っているうちに終わってしまった

    犯人以外誰も悪くない。だから困る。本来犯人に嫌悪感を一転集中できれば心に一種の共同体性ができるはずだ。しかしこの作品は犯人により人間性をゆがめられてしまった若き母親と、それを取り巻く悪意のあるメディアや、娘を失い壊れてしまった家庭などが混在して誰も悪くないのに幸せではない環境が出来上がってしまっている。
    いったい誰に感情移入して最後に「良かった良かった」と言えばよいのか

  • ROOM
    2015年 アイルランド+カナダ 118分
    監督:レニー・アブラハムソン
    出演:ブリー・ラーソン/ジェイコブ・トレンブレイ
    http://gaga.ne.jp/room/

    ある部屋で暮らしているママと5歳の男の子ジャック。部屋は狭いけどバストイレ完備、キッチンもあるし、テレビも見れる。子供のための絵本やちょっとした遊び道具もあり、質素ではあるが一見普通の暮らしに見える。異様なのは、なぜか男の子の髪が長いことと、壁に窓がなく天窓しかないこと、そしてどうやらこの母子は部屋の外に出ることができないということ。週に一度、オールド・ニックという男が訪問し、必要な食糧などを差し入れ、ついでに母親と寝ていく。そのあいだジャックはクローゼットに隠れている。

    観客は最初のうち、状況を把握しきれない。母子はどうやら閉じ込められているけれど、とくに酷い虐待を受けている様子はないし、オールド・ニックとの性行為も淡々とビジネスライクにこなしている感じで単なる監視役への賄賂の一種かと思われる程度。ところがだんだん母子の会話の中で明かされていく異常な内容。17歳のときにニックに誘拐されたママ=ジョイは、以来7年間ずっとこの部屋に監禁されており、ジャックのこともこの部屋で一人で産んだ、へその緒も自分で切ったetc...

    比較的早い段階で、この部屋からのジャックによる脱出劇がおこなわれる。ふつうの映画だったら、この脱出がメインで脱出できたらめでたしめでたしで終わるところだけど、この映画のメインになるのは、外の世界へ脱出した二人が、そこからどう生きていくか、そちらの難しさのほう。アメリカほどではないけれど日本でも時々明るみに出る、変態男に誘拐・監禁された女の子が救出されたニュース。犯人が最低のクソ野郎なのは言わずもがなだけど、マスコミ=大衆の好奇の目はどうしても被害者に向けられがち。そして投げかけられる「本当に逃げられなかったのか」という残酷な言葉。

    この映画でも偽善者ぶったインタビュアーが次々とジョイに苛烈な言葉を浴びせかける。部屋から出て、外の世界に戻れさえすれば幸福になれるはずだったのに、そこが元いた場所より酷いところだったら・・・?この映画の怖いところは、まるで「部屋」が安全圏だったかのように錯覚させられてしまうところ。誘拐監禁犯がクソ野郎なのは間違いないけれど、数多いるそのクソ野郎の中では、ニックは比較的「親切」で「良心的」な対応をするクソ野郎だったし、自由はなかったけれと、ニック以外の第三者と接触する必要のない閉ざされた部屋では、お金のために働く必要も、誰かと自分を比較して劣等感に苛まれることもなかった。

    ジョイは部屋の中ではとても気丈で賢い母だった。狭い部屋の中でもジャックと一緒に運動をし、栄養に気を配り、退屈しない遊びを工夫し、せいいっぱいの愛情をもって育てる。おかげでジャックは5歳にして脱走に成功するほどの勇敢で賢い子供に育った。しかしようやく解放され7年ぶりに外の世界に戻ってみれば、両親はすでに離婚しており、母親は別の男性と暮らしているし、父親のほうは可愛い孫を「誘拐犯に強姦されて生まれた犯罪者の子供」としてしか認識してくれない。かつてのクラスメイトたちは平穏に人生を送っている。なぜ自分だけが、なぜ自分だったのか、あれほど気丈だったママ=ジョイがどんどん病んでゆき、母親に八つ当たりのように本音をぶつける場面は辛かった。こんなことならあの部屋にずっといれば良かったなんて、絶対そんなはずないのにそう思ってしまうのだろうなと容易に想像がつく。

    ジャックも最初は人見知りして、ママとふたりだけでずっと一緒にいられたあの部屋に戻りたいとすら言う。こちらは一種の胎内回帰願望だろうなあ。でも子供は柔軟。だんだん「ばあば」とそのパートナー(このひと良い人で良かった!)と打ち解けて、変化・成長していくジャックの姿は救いだった。このジャック役の子がすんごく可愛くってねえ!!演技ももちろん素晴らしかったけど、何より顔が可愛い。睫毛ばっさばさ、長髪にしてることもあり女の子みたいで、ラルクのハイドを5歳にしたらこんな感じかもしれない(笑)

    ラストにはしっかりとカタルシスがあり、前向きになれる。序盤で部屋の中の家具ひとつひとつに「グッモーニン」と挨拶していたジャックのエピソードが、ここで伏線になって効いてくる。巧い脚本でした。

  • huluにて。だんだん分かってくる感覚がよい。
    ジャックからお話しを聞き出す警官さんが超優秀でかっこいい。レオがええ人で、犬を飼っててよかった…。

  • 子供は世界を知らないから怖いのではなくて、大人が恐怖を知っているから怖いんだった。ジャックの空を初めて見たときの顔と、ママが帰宅してジャックに友達と遊んでくると言われて笑うシーン、よかった。反面、ジィジの娘とその娘の人生を壊した男との子供を見れない気持ちや、ママの分かってもらえず孤独を感じるシーンは辛かった。でも苦しさはあるけど決して暗くない、とてもいい映画だった!!!

  • 好きな映画だ。
    子供が大人すぎると感じたけど、それもわたしが知ってる価値観で見たからだろう。
    家事の片手間で吹き替え版で見たから、字幕版でゆっくり見たい。

    最後に、さようなら、をして、前に進む2人に、勇気をもらった。

  • 201802
    いろんな登場人物それぞれに感情移入してしまった不思議な感じ

  • 言葉なく…。もう一度見たいかといえば、見たいとかではなく見られないと思う。

  • 久々にハラハラドキドキ、心臓が痛くなりそうな映画でした。

全60件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

外部サイトの商品情報・レビュー

ルーム [DVD]を本棚に登録しているひと

ツイートする