ルーム [DVD]

監督 : レニー・アブラハムソン 
出演 : ブリー・ラーソン  ジェイコブ・トレンブレイ  ジョアン・アレン  ウィリアム・H・メイシー 
  • Happinet
3.84
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感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953083196

感想・レビュー・書評

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  • どんより閉鎖された部屋の中、息が苦しくなる。
    あの部屋を抜け出したジャックが初めて本物の世界を目にした時の驚きと戸惑いと、ジャンプした後のハラハラな展開にぐっと引き込まれる。
    幸せな日常に戻ってからのママの苦悩。
    ジャックを見ることが出来ない父。
    徐々に世界に、人に、慣れていくジャックの成長が頼もしく嬉しい。
    時々あの部屋に戻りたくなるというジャックの気持ちはなんとも言えず悲しくなるんだけど、あの部屋にさようならを言うラストが前を向いていてよかった。

  • ハッピーエンドのようでハッピーエンドとは言い切れない複雑な終わり方でした。
    自分に置き換えてみると、自分もやはり主人公と同じ行動を起こして子供と一緒に過ごしたいと思うのが自然だと思うので、周りの人の態度や対応がちょっと悲しすぎるというか、ひどいと感じました。
    でも、親の気持ちは確かに分からなくないような気もしますが、娘の無事を喜んで欲しいところですね。

  • <2016/04/07:試写会にて>

  • 前半の脱出劇は息を呑むほどスリリング。隔離されて育ったジャックに「世界とは」を理解してもらうことの難しさに思わずこちらまで頭を抱えます。後半は前半とは違う、じりじりしたストレスに悩みながら進むのですが、それがとても現実味を感じさせる。最後に訪れる部屋がすごく小さく見えるのが印象的で余韻が残る

  • それなりに衝撃的な設定なのに、映画じたいはどうして面白くなかったのか、よくわからない。たぶん、あまりにバランス良く撮られていて、どこにも過剰さがないからだと思う。

  • 両親が離婚してるけど、拉致前なのか後なのかちょっと気になる。スルーされてたので、拉致前なのかなと推察できるけどお母さんの彼氏とお父さん比べるとあーってなるね。日常が戻ってきたこれからが怖いし、ルームに帰りたいという子どもの発言にも全否定はできない。

  • 重い‥‥、狭い‥‥、暗い‥‥。

    母には忘れたいルームも、
    ジャックにしたら、ふるさと。
    母の胸のなかなんだね。

    ラスト、さよなら できたかな。

    新しい自由な人生を歩んでほしい。

    2016.12

  • あんな都合良く脱出できるかな。

  • 物語は狭い小さな部屋から始まる・・・
    ママとまだ幼い息子の2人でそこに暮らしている・・・
    それからもう一人・・・
    謎の男が夜になるとたまに来ては食べ物なんかを置いていく・・・
    何でこんなとこに住んでいるの?ママがおかしいの?それとも世界が終わってしまったとか何かのSF?
    どういうこと?と見ていると、段々話が見えてくる・・・
    実はこの母子、謎の男に誘拐され監禁されているんですね・・・
    ってことは、ラストはどうにか脱出するんですね、とか思って見ていると・・・
    意外や意外、結構早めに脱出できちゃう・・・
    え?早くない?とか思っていたら、実はここからがこの物語の本題だった・・・
    数年の監禁状態から解放された母子が社会に戻ることの難しさ・・・
    家族との時間、友人たちとの思い出、好きな人との恋愛・・・
    何もなければ過ごせたであろう人生における輝かしい青春時代を失ってしまったママ・・・
    息子は監禁されていた部屋で生まれ、これまで狭い小さな部屋が、その部屋だけが全世界だった・・・
    5歳・・・
    生まれてから5年間・・・
    部屋の外にもっともっともっと広大な世界があるなんて想像しなかった(ママが教えてこなかった)・・・
    部屋の外という広すぎる世界に一気に放り込まれた息子・・・
    この2人の母子がこの世界で日常を取り戻していこうとする後半こそがこの物語の本題・・・

    小さな部屋で生まれた息子が・・・
    脱出の時に初めて外の世界に触れるんだけど、初めて見る外の世界の美しさが圧倒的・・・
    この世界ヤバイ・・・
    一気にいろんなものに触れ始めるのでとても目まぐるしい、けれどもなんて美しいんだ!となる・・・
    脱出する時の緊迫感もヤバイ・・・
    マジで逃げて逃げて!頼む!となる・・・
    そして逃げれた時の安堵感たるや・・・
    ヤバイ・・・
    ホッとしまくる・・・

    どうしたらイイのかわからないママ・・・
    それに対してさらにどうしたらイイのかわからないママのママ(お祖母ちゃん)・・・
    初めてのことだらけだけど、意外に適応していく息子(さすが小さい子)・・・
    静かな日常を取り戻そうと苦闘する家族の絆がまた泣ける・・・
    親子の情が沁みる・・・

    ラストシーンも感慨深い・・・
    ママにとっては二度と行きたくないあの部屋に、息子がもう一度だけ行きたいと言う・・・
    仕方ないわね、とあの部屋に行ってみると・・・
    息子にとっては自分が生まれた場所・・・
    世界の全てだった場所なのに、特別な場所だったのに・・・
    あれ?
    何だか?
    違う?
    小さい・・・
    となる・・・
    部屋にある懐かしい思い出、大事な思い出たちとお別れをする息子・・・
    もう戻れないんだなぁ・・・
    一歩踏み出したんだなぁ・・・
    というあの感じ・・・
    ちょっぴり切ない何とも言えないあの感じ・・・
    とても良かった・・・

    最初から最後まで、ホントに様々味わえる良作でございました・・・
    これは観た方がイイ。

  • 冒頭の少し奇妙な母子の様子から監禁生活の全容が明かされるまでのシークエンスがよく出来ている。また逃亡シーンも緊張感があってリアル……だと思って観ていたら、物語の前半であっさり救出されてしまって拍子抜け。まだ半分以上残っている上映時間をどうするんだろうと思っていたら、本作は監禁生活への興味よりも、解放後の社会復帰の方に主眼を置いているみたい。救出されて安心したのも束の間、元の世界を知っている母親と、監禁部屋しか知らない息子、腫れ物を扱うような周囲の人々、それぞれのギャップが次第に開いていく様子が実に嫌〜な感じで描かれていた。後味はあんまり良くない。☆3.5

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