兵隊になった沢村栄治 ──戦時下職業野球連盟の偽装工作 (ちくま新書) [Kindle]

著者 :
  • 筑摩書房
3.33
  • (0)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 4
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (286ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 日本のプロ野球の黎明期はまさに戦前であり、その当時の事情を沢村栄治など当時のスターを絡めて描いている。プロ野球の前身である職業野球は戦争の中、戦気高揚にも使われていたことがわかるが、それは戦時下を生きていく道であった。その辺の話は今まで気にしていなかったので、新鮮であった。

  • いつの世も国々の都合で振り回されるスポーツ界。
    犠牲になるのは、才能あふれ、努力を重ねる選手たち。

    戦前~戦中~戦後と、生き残りのため尽力した人々のお蔭で、今のプロ野球を楽しめるのだ。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

山際 康之(やまぎわ・やすゆき) :1960年生まれ。桑沢学園理事長・東京造形大学学長。東京大学博士(工学)取得。ソニー入社後、ウォークマン等の開発を経て、環境グローバルヘッドオフィス部門部長を担当。エコデザイン関連の研究書籍に、『分解デザイン工学』(東京大学出版会)等がある。またノンフィクション作家として、『兵隊になった沢村栄治』(ちくま新書)、『プロ野球VS.オリンピック』(筑摩選書)、『プロ野球オーナーたちの日米開戦』(文藝春秋)等の著書があり、『広告を着た野球選手』(河出書房新社)ではミズノスポーツライター賞を受賞している。



「2024年 『プロ野球選手の戦争史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山際康之の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×