愛しのニコール【イラストあり】 (ショコラ文庫) [Kindle]

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  • 心交社
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感想・レビュー・書評

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  • 中学時代〜社会人までを描いたお話し。
    凪良先生って…"タイミング"の表現がホントに上手…というのも烏滸がましいけど、心情の変化がリアルだよなぁ〜と思う。

    ニコの気持ちが苦しくて切なくて、榮なんで気づかねーんだよ!!って泣きながら読んでました(TT)

    でも紆余曲折あって、数年後榮がニコの気持ちに気づいてめでたしめでたし!!とならないのが凪良先生だな…と。

    そのあたりのすれ違いがとてもリアルでした。

  • ゲイが許されない田舎で、いじめにあって、死のうと思うけど初恋の人と出会って、生きていこうと思う……という流れはどこかで見たことあるような気もする。

    幼馴染ものは、同著者の『恋愛前夜』を彷彿とさせるけど、そこから、初恋の王子様のイマカレの浮気、薬物騒動。
    分かれて告白されるも、擦り切れた愛情に従っていいのかわからず回答保留、というBL小説らしからぬ展開に笑ってしまった。
    攻めもベタ惚れされてて、cv前野智昭かと思ったけど、cv興津和幸だった。わかる?

    挿絵も、シーンの切り取り方がすごくドラマチックで良かった。しかしこの田舎では定期的にゲイが誕生し、村人に迫害されるのかと思うと、ちょっと面白いです。

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著者プロフィール

1973年生まれ、京都市在住。2007年、BLジャンルの初著書が刊行され、デビュー。17年『神さまのビオトープ』を刊行し、高い支持を得る。19年『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で「本屋大賞」を受賞する。同作は、22年に実写映画化された。20年『滅びの前のシャングリラ』で、2年連続「本屋大賞」ノミネート。22年『汝、星のごとく』で、第168回「直木賞」候補、「2022王様のブランチBOOK大賞」「キノベス!2023」第1位に選ばれ、話題を呼ぶ。翌年、同作の続編にあたる『星を編む』を刊行した。

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