吉田同名 -Sogen SF Short Story Prize Edition- 創元SF短編賞受賞作 [Kindle]

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#SF

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  • マイルドな少女庭園みを感じた

  • 創元SF短編賞受賞作。ある日とつぜん吉田大輔さんが2万人近くに増殖?分裂?してしまうというへんちくりんな話だけど、大真面目にそのあとの顛末を描いていて(これが、なんとなくうなずけるんですな)、なんともいえないおもしろさだった。

  • 吉田大輔が突如約2万人に増殖する。そのような状況で、吉田氏と日本の対応はどのようなものになるかを示す奇想小説である。アイデアで勝負する作品であるが、吉田大輔増殖後の考察がきちんとしていて好感を持てる。少し想像を広げると、人類が誕生し、社会生活を送るようになった古代でも、この作品で語られるようなことが実際に起こったのではないと考える。文明が発生する過程を考察した物語とも言えよう。

  • 少し前に勧められて読んだ。極めて異常な事態が淡々と報告調で書かれているのが良い。

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著者プロフィール

’84年千葉県生まれ。作家、翻訳者。’16年に短編「吉田同名」で創元SF短編賞を受賞し、’18年、受賞作を含む短編集『半分世界』で作家デビュー。’20年『ホテル・アルカディア』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。最新作は『四分の一世界旅行記』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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