- Amazon.co.jp ・電子書籍 (124ページ)
感想・レビュー・書評
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どちらの結論が大事なのかというよりは、その人それぞれが考えて悩んだ末で答えを出すという事が大事なように思います。
立場や考えや重きの置きどころにより、様々な答えがあります。
フランス人の風刺については、正当化したくないほど悪趣味だと、個人的には思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おそらく一回読んだだけでは答えなんかでないぐらい難しい議題。
でも、全ての事柄でこういう事は本当はある。そうやって考えられるようになる必要がある。 -
裁判劇なのだが、有罪か無罪か結末を読者が選べるなんて、ドイツらしい。
両方の結末を読み、私は無罪がしっくりきた。
巻末の著者が、仏シャルリーに対して何かの催事で読み上げた文章が載っているが、今ひとつ共感出来ず。 諷刺は好きになれないなあ。 -
面白かった。
難しい、そして難しい。 -
今年の最高はローレンス・ダレルの「バルタザール」か谷崎の「乱菊物語」かな、なんて思っていたが、ここにきてとんでもない新作を読んでしまった。
内容に新鮮味があるかといえば、殆ど使い古されたネタなのだけれど、題名が示している通り、テロと民主主義という、まさに同時代を語るうえでは非常に深い命題を提示していると思う。改憲が声高に議論されている我が国について考えるうえでも、とても重要な示唆を与えてくれる作品だと思う。