モテと非モテの境界線　ＡＶ監督と女社長の恋愛相談 [Kindle]

著者 : 二村ヒトシ 川崎貴子

• 講談社 (2016年6月28日発売)

感想・レビュー・書評

[momongadesuさんの感想 · 2022年7月24日]

2022/07/24
最初は面白かったけど途中から聴く側の態度が上から目線で嫌になってきたな…。
とくにAV監督の人、特定の層を想定して、女性の幻想を世間に提供してそれによってお金を得ている一人であるのに、「アダルトビデオと現実の女性は違うよ」と、女性経験がない人へいっちょまえにアドバイスしてるのが、作り手としてどうなのかと思った。AVの享楽に浸ることを肯定しつつ、その視聴者には結婚しなさいとかダブルバインドじゃないのかな？
女性を人として見ないような男性の考え方、認知の歪みを煽るようなイメージを世間に流しているという意識はないのか？というのが気になった所。それ、ファンタジーです。自覚してますというポーズをとっているだけ？
生き方とか考え方の文章はなるほどと思う部分はあった。　

[ももてさんの感想 · 2022年6月24日]

非モテ男性が女性と上手くいくまでの道のりを教えてくれる1冊。

・女性は器の大きい男性がすき。
→どんな人（美女じゃない人）にも女の子扱いをする器量。相手の話を聞き、質問。褒める側。
・結婚までの3ステップ
①共通点②楽しい体験を共有③秘密を教える

[kensei725さんの感想 · 2019年1月2日]

1人の人間の中にSとM、そして男性性と女性性がある。隠されたもう１つの性に気づき楽しめるのは良いこと

二丁目に捨てるものなし
新宿2丁目ではブスもハゲもデブもそれぞれモテる

女性は飲みの場で、盛り上がらないところをどう盛り上げるか、周りに気を配っているか、興味がない人にも礼儀を持って接しているかを見ている

自分の好きなことについて話すのは楽しい。それを聞く、知らないことについては「教えて」と言えばいい。話してくれたことを覚えておく

初対面の女性を褒めるのは基礎中の基礎
服装を上から下まで見る

「俺はこれでいい」と思わず他者を受け入れる
対話とは、相手の話を聞いたことによってどれだけこっちが変われるか
好きになった相手の話をちゃんと聞いて、痛いところを突かれて、自分が壊されて、より生きやすい人間になっていく快感 を知るべし

共通項を見つける→一緒に楽しい経験をする→自己開示
の3ステップ

著者プロフィール

アダルトビデオ監督。女性の欲望・受け身の男性・同性愛や異性装をテーマに「痴女」「レズ」「男の娘（おとこのこ）」などのジャンルで革新的な演出を創案。ソフト・オン・デマンドの若手監督エロ教育顧問も務める。近年は文筆家として活動の場を広げており、著書に『すべてはモテるためである』『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』（共にイースト・プレス）、『僕たちは愛されることを教わってきたはずだったのに』（KADOKAWA）、共著に『どうすれば愛しあえるの：幸せな性愛のヒント』（ベストセラーズ）、『欲望会議「超」ポリコレ宣言』（KADOKAWA）などがある。

「2019年 『あなたの恋がでてくる映画』 で使われていた紹介文から引用しています。」