金の国 水の国 (フラワーコミックススペシャル) [Kindle]

著者 : 岩本ナオ

• 小学館 (2016年7月8日発売)

感想・レビュー・書評

[shuwachoさんの感想 · 2023年7月11日]

昔々、隣り合う仲の悪い国がありました。
毎日毎日、つまらないことでいがみ合い、
とうとう犬のうんこの片づけの件で戦争になって、慌てて仲裁に入った神様は2つの国の族長に言いました。

A国は国で一番美しい娘をB国に嫁にやり
B国は国で一番賢い若者をA国に婿にやりなさい

でも、A国の国王は。
そして、B国の族長も。
そんな中、A国の姫・サーラはB国に迷い込んで、青年と出逢う。

ブクログのブックリストで良く目にしたので、読んでみたいと思いつつ、絵がなあ、どうかなあとグズグズしていたけれど、ようやく読んでみる。
やっぱり絵は少し苦手なんだけど、読み始めると気にならなくなる。
サーラの気持ちに切なくなって、彼の強い想いにギュッとなる。
何を考えているのか不気味な彼、彼女たち。
イライラするそれぞれの国のお偉いさんたち。
国の未来を左右する交渉が2人の気持ちでぐるりと転がって。
チカラだけではやっぱり未来は見えないってこと。
いろんな頭の良い人、才能のある人が出てきて、ワクワクした。マッチョなのもヨシ。

[megmilk999さんの感想 · 2021年3月21日]

友達に薦められて読みました。絵が可愛いのと、お姫様の佇まい、言葉遣いや所作が美しい。そのことをわかる人と出会えて良かったなぁ、王道のハッピーエンドですね！

[milestone0305さんの感想 · 2018年7月10日]

もう何度も読み返している。
サーラの「〜飲み干す自信ありましてよ」のあたりと、ナランバヤルの「二度とお嬢さんは置いていかない」のあたりがもう最高に好き。
電子書籍だと見開きが見づらいのが難点なのでいつか紙の本も買いたいと思っているくらい。

[kobayakawabooksさんの感想 · 2016年12月19日]

昔々、隣り合う仲の悪いA国とB国は、神様は仲良くするように、A国は一番美しい娘を嫁に、B国は一番賢い青年を婿に互いの国へやるように約束させた。
そして約束のその日、大勢いる姫の一人のサーラにB国から約束の婿がやってくるが、それは犬だった。
戦争になってはいけないと隠していたサーラは、姉に紹介せねばならなくなったため、たまたま出会ったB国の技師のナランバヤルに婿を頼むことに…。
栄える水がないA国と水しかない貧しいB国を救うために、奮闘するラブストーリー。

ぽっちゃりおっとりお姫様とお調子者の青年の優しいラブストーリーと、優しい絵だけど激動の救出劇のお得な１冊。

[sachiさんの感想 · 2023年5月29日]

結末に向かっていろいろな要素が収まっていく流れがすごく良かった。
優しい物語。

[SkyGreyさんの感想 · 2022年12月1日]

2022/1/13
ほんわかしていて、でも大切な気持ちを教えてくれるお話でした。
見開き部分が多く、ちょっと電子書籍には不向きなところもありました。

映画化おめでとう！！

[araretyanさんの感想 · 2022年6月24日]

古本市で　買いました。

私の好きな犬と猫が出てくる。

婿をとるお姫様が　まん丸で可愛らしい

自分のことを美しいなんておもったことがない　という。

婿さんの家族のために　山ほどのワインを飲む。

いい子だなあ！

一番美しい姫と一番頭のいい婿のはず

最後に婿殿が　A王は自分の一番可愛がってた姫をお嫁にくれたんですよ。

という。

ほのぼの！

[jyunnnnさんの感想 · 2020年12月29日]

隣国と仲良く出来るのが一番良いよってお話。
結局本質は上のプライドだけだったりするのよね。

[はすこさんの感想 · 2019年12月15日]

国を愛する人たち
素敵な話だった

[りっしゃくさんの感想 · 2018年1月8日]

政治の陰謀に知らず知らず巻き込まれながら、大切な人、自分の国を守りたい様々な人の願いがハッピーエンドをもたらすお話。最後、じんわり感動しました。中東風の街並みの絵もとてもきれい。