小倉昌男 祈りと経営~ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの~ [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 小学館ノンフィクション大賞
    週刊ポスト2016年2月12日号書評
    週刊文春2016年3月10日号書評
    毎日新聞2016年3月6日 著者インタビュー
    朝日新聞2016年3月6日 書評 荻上チキ

  • 読書家の友人が取り上げていた一冊をkindleで読了。何とも重苦しい。重苦しいが、これは紛れもなく良書だ。
    名経営者と言われる小倉昌男は、晩年ほとんどの私財を障害者福祉に投じた。そこに漠然とした疑問を感じた著者が取材を重ね、謎を解くように丁寧な筆致で真実に近づいてゆく。
    「宅急便」を立ち上げて名を馳せた顔を「公」とするならば、本書で迫るのは「私」の顔。「公」での苦労も生半可でなかったのは言うまでもないが、「私」の苦悩はその何倍にも重かった。その苦悩は家族に端を発するものであり、家族を愛しているからこそ逃げ場がないものだった。想像するだけで胸が痛む。
    しかし、小倉は存命中それをほとんど明らかにせず、壮絶で孤独な人生を生き抜いた。障害者福祉に傾倒した理由についても、表面的な言葉でしか説明していない。端から説明するつもりなどなかったのだろう。しかし、残った家族が言葉を発し始め、著者の取材に応じて本書が出来上がった。天国の小倉は本書が出来上がったことより、冷静に言葉を発するに至った家族を見て、大きな安堵を感じているに違いない。

  • 「だから 、障害者を持つ母親は 「この子は私がいなくなったらどうやって生きていけるんだろう 。この子が死ぬまで私は死ねない 。一日でもいいからこの子よりも長生きしたい 」と言ってみんな切実に悩んでますよ」

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著者プロフィール

森 健(モリ タケシ)
野村総合研究所(NRI)未来創発センター上級研究員。

「2020年 『デジタル国富論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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