宝石商リチャード氏の謎鑑定 エメラルドは踊る (集英社オレンジ文庫) [Kindle]

著者 :
制作 : 雪広うたこ 
  • 集英社
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感想 : 7
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感想・レビュー・書評

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  • アニメ化エピソードだが、やっぱ原作の方がいーなー。
    こっちの方が、人間の話っぽい。
    あとエメラルドとオパール
    きらきらしい宝石の小説で、がつんと重めの話。
    あり得そうなライン
    正義の味方路線が修正される。正義くんも人の子だよと。
    そしてうっかりはうっかりではなくない?わざとかと思うほど揶揄するような言葉が出てくるのはなぜ?
    エクセレントなプリンと相まって、甘い後味にはなっている。

  • 宝石商リチャード氏シリーズ第2巻。
    収録話は「キャッツアイの慧眼」「戦うガーネット」 
    「エメラルドは踊る」「巡りあうオパール」の4話。
    (あと「ユークレースの奇縁」)

    個人的に印象的なのは表題作。ラストが何とも切なげである。リチャードの「変な顔」が気になるところ。
    たぶん寂しそうな顔してたんじゃないのかと思ってしまうよね。

    あと「巡り合うオパール」。
    正義くんの「正しさ」「真っ当さ」(+鈍さ)はどこかで批判される可能性をはらんでいることを読者もわかってたけど、早速のパンチだった。
    正義くんの考え方は尊いけれど、でも羽瀬先輩の気持ちもよくわかるのだ。リチャードが作中で言ったていたようにみんなが正義くんみたいに在れるわけではない。
    でも正義くんの在り方はリチャードが言うように尊い。
    正義くんも「誰かのため」ではなく「自分自身がそんな自分が好きだから」という信条なのがよかった。

    しかし、このお話に関して言えばリチャードのスパダリっぷりがすごい。笑

  • シリーズ一作目よりも、物語が深まってる気がする。

  • リチャード氏シリーズの2作目。
    今回もライトな謎解きの話が四編。さらっと読めるライト小説としてはなかなか面白い。
    でも、一つ一つの事件があまり印象に残らないのが残念。
    あ、でもガーネットの話は良かった。自分が1月生まれだからかな。確かに私もガーネットって地味だなーって思ってたから結構興味深く読めた。

    でも、今回はおまけ小話のプリンが一番でしょう。手作りプリン食べたくなったなー。久しぶりに作ろうかな。

    そして、天然の人タラシ(でいいんだよね。異常に人に好き好きいう正義くん)がなんっちゅーか危なげだなぁっていう印象。

  • 相変わらず、リチャードと正義君は良いコンビだと思う。
    正義君には悪いけれど、このまま大学の気になる彼女とはお友達で。

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著者プロフィール

9月24日生まれ。神奈川県出身。『時泥棒と椿姫の夢』で2014年度ロマン賞を受賞。受賞作を改題・加筆改稿した『螺旋時空のラビリンス』で文庫デビュー。

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