社会心理学講義 ──<閉ざされた社会>と<開かれた社会> (筑摩選書) [Kindle]

著者 :
  • 筑摩書房
4.38
  • (6)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 212
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (402ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • まだ内容を完全には飲み込めてないけど、「新しい視点を入れる」という点で良い読書経験だった。
    無意識・行動・意志の関係は、意識しておくと行動の質が上がりそうだなー

  • 読みごたえがありましたが、難易度が高いです。

  • もう書けないと諦めた日もありながら10年以上の歳月をかけて磨き上げられた思考の結晶。
    著者の思考プロセスを追体験するなかで、頑固で厳格だが親しみを感じる1冊。

    同一性と変化。デオキシリボ核酸を集めただけの命、その生命を集めただけの社会、文化。
    因果関係、合理性は、未来予測可能性につながるものではなく、虚構で成り立っている。

    社会心理学を通じて筆者はそんな世の中をどう見つめたか。
    政治哲学、経済学、社会学、心理学、科学はどうだったか。

    それらの学問で人々の幸せに貢献したいという人の 無知、傲慢、あるいは偽善が信じられないという。
    確かにそうだ。そして自分の思うままに生きて時は流れる、ただそれだけのこと。
    そんななかでなにかしらのけじめがつけられたと思えるようにしたいなと憧れる。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

小坂井敏晶(こざかい・としあき):1956年愛知県生まれ。1994年フランス国立社会科学高等研究院修了。現在、パリ第八大学心理学部准教授。著者に『増補 民族という虚構』『増補 責任という虚構』(ちくま学芸文庫)、『人が人を裁くということ』(岩波新書)、『社会心理学講義』(筑摩選書)、『答えのない世界を生きる』(祥伝社)、『神の亡霊』(東京大学出版会)など。

「2021年 『格差という虚構』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小坂井敏晶の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×