いい努力 [Kindle]

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  • ダイヤモンド社
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感想・レビュー・書評

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  •  「あなたはいい努力をしていますか?」そう聞かれるとなかなかイエスと言えないなと思ったのが、本書を読むきっかけでした。
     「私はセンスはありませんが努力をすることだけはできます!!」とよくいっていましたが、作者曰く何も考えてない努力はNGです。ルーティンに任せてとりあえず頑張るは簡単だけど、何も開拓できない。
     進歩が見込めるいい努力とは、目的が明確なことです。
     いつまでにどのような成果をどうやって導き出すかそこを考えた上で努力することが大切だと述べられていました。
     今の事象を洞察し、仮説を立ててからその方向へ努力をすることが大切というのは非常にシンプルで大切な要点だなと思うと同時にとても難しいことだと思いました。私も今後着々と仮説思考を磨いていきます。
     また本書で面白いなと思ったのが、残業はするなという主張があり、またメリハリを付けなさいとか、だらだら仕事に慣れてはいけないなどと言われるのかと思いましたが、本書の主旨は仕事は定時で終わらせて、その時間で美味い店を探せ。会社の外でも知見を広げなさいというものでした。遊びですらビジネスに活かせるこの考え方はすごく面白いと思いました。

  • ★戦略=選択
    └選択=捨てること

    ★アウトカム志向
    →この仕事をした結果、どんな変化が起こるのか。を常に考える。(前の上司にもFBいただいた)
    アウトプット出しただけで仕事した感を出さない。

    仕事の答えを常に持っておく(仮説でも良い)
    └コンサルタントの当たり前。
    検討中です、まだ始まったばかりなので、は論外。
    常に考えるは、仮説構築力の訓練の鍵。

  • audiobook
     効率的な仕事の進め方についての本。マッキンゼーでの長年の勤務経験から学んだ内容で、より短い時間でより良いアウトプットを出すにはどうすればよいかについて、75のTipsを紹介している。コンサルワーク中心の内容ではあるが、だいたいのことはどのビジネスパーソンにも当てはまるかと。内容はだいたいどっかで見たことがある。
     仕事のやり方を覚えてきてから、管理職に上がる前くらいの人が読んだら良さそう。仕事以外の場面でのインプットの重要性とかはもちろんだが、無闇に会議を増やさない(時間・数共に)のは、スタッフ時代から意識しとかないと管理職になってしんどくなるかな。

  • マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかった
    いい努力
    著:山梨 広一 2016/7/23

    努力をしないよりはしたほうがいい。仕事でも学びでもトレーニングでも、一定の努力は必要不可欠だ。それでも、「努力をすればいい」と思った瞬間、大事な点を見失ってしまう。問題は労力やかけた時間ではなく、努力の質にある。

    「いい努力」のポイントは以下の7つ
    ①成果につながるもの
    ②目的が明確なもの
    ③時間軸を的確に意識しているもの
    ④生産性が高いもの
    ⑤充実感を伴うもの
    ⑥成功パターンが得られるもの
    ⑦成長を伴うもの

    本書の構成は以下の5章から成る
    ①努力の質を変える
    ②いい努力を生み出す思考法
    ③いい努力につながる時間術
    ④いい努力を進化させる
    ⑤人と一緒にいい努力をする

    誰しもが「努力」をしている。しかし、努力の質を考えて「いい努力」をしている人は数少ない。

    多くの努力の中にはもちろん「いい努力」もあれば「悪い努力」やその「中間の努力」等があり、少しでも「いい努力」の割合を増やすことができるにこしたことはない。

    がむしゃらに努力することも大切であり、経験等がない時に効率や質だけを優先的に考えて努力するのも少し違う。しかし、ある程度の場数を踏み、そして立場が変わるにしたがって「いい努力」はより必要となる。

    努力の数や量を増やすことを続けながら「いい努力」を探しながら進んでいきたい。


    マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかった
    いい努力
    著:山梨 広一

    同じ時間と労力をかけるのであれば、すべて「いい努力」に転換したほうがいい。だが「いい努力」は何となくできるものではない。つねに行動の質を自覚し続けないことには、「とにかく時間をかける」「がむしゃらに頑張る」というパターンに戻ってしまう。

    無意識のうちに時間を費やしてしまっている「悪い努力」を排除して、時間と自らの能力を最大限に活かすための働き方をつくっていこう。

    本書の構成は以下の5章から成っている。
    ①努力の質を変える
    ②いい努力を生み出す思考法
    ③いい努力につながる時間術
    ④いい努力を進化させる
    ⑤人と一緒にいい努力をする

    いい努力を行い無駄なく100%成果に結び付けたいと思うがなかなか簡単にはいかない。

    いい努力は今の目の前にある成果を出すということではなく、数年後の自分がその行いを褒めたたえてくれたり、自分本位ではなく、周りの人にも良い影響を与えるものを指すように思う。

    そのために行うことは、「努力をする」前段階の準備であったり心構えであったり、途上の確認であったり、事後の反省も含まれる。

    自分本位ではないと言えども、最低限自分も笑いながら行える努力、継続できるそれを目指したい。

  • 特に目新しいことが書いてあるわけではないが、さすがマッキンゼーだけあって、事象をうまく分割し、コンセプト化してあることに感心した。

  • 何度か読みたい本
    エッセンスが凝縮されている
    現LIXILグループ取締役の山梨広一さんの本

  • 「悩むな、考えろ。だがいつまでも考え続けるな、判断しろ」

    時間で区切り目標を明確にする。
    すべてで100点を目指すのでなく、不可欠な部分で全力を出す。
    判断しないといけない。

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著者プロフィール

山梨 広一(ヤマナシ ヒロカズ)
1954年東京生まれ。東京大学経済学部卒業。スタンフォード大学経営大学院(経営学修士)修了。富士写真フイルムを経て、90年マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。95年からパートナー、2003年からシニアパートナー。小売業、消費財メーカーおよびその他業界の企業の戦略構築や組織変革、マーケティング、オペレーション改革など、マッキンゼー日本支社において最も豊富なコンサルティング経験を有する。2010年から2014年まで、東京大学工学部大学院TMI(技術経営戦略学専攻)で「企業戦略論」の講座を指導。2014年、マッキンゼー退社後、イオン株式会社執行役を経て顧問。2016年から株式会社LIXILグループ取締役、東京都顧問、マッキンゼーシニアアドバイザー。著書に『プロヴォカティブ・シンキング 面白がる思考』、『シンプルな戦略 戦い方のレベルを上げる実践アプローチ』(以上、東洋経済新報社)、『マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかった いい努力』(ダイヤモンド社)、『3原則 働き方を自分らしくデザインする』(SBクリエイティブ)などがある。

「2017年 『必ずできる。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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