拝み屋怪談　禁忌を書く (角川ホラー文庫) [Kindle]

著者 : 郷内心瞳

• KADOKAWA (2016年7月23日発売)

感想・レビュー・書評

[わいわサルやさんの感想 · 2023年8月27日]

やっぱり期待を裏切らない！！
拝み屋郷内心瞳シリーズ！！
毎回、読むたびに思うのが実話はなのかと疑うほどの
話の展開に驚きを隠せない！！Σ(ﾟдﾟ；)
毎度の事ながらやべ〜( ;꒪⌓꒪;)

今回は前々作『花嫁の家』の原稿が出来上がりまでに起きた怪異がメインとなっていて
合間に自身が体験した話と聞いた話で構成している。
今回は怖さはもちろんだが、胸を熱くさせて
泣かせてくれる作品などもあり、
単に恐怖だけにとどまらない怪異もある事を気付かせてくれた…良かった…⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅   )⁝
そんな全53編の中から個人的に良かったのを
紹介していきます。

◯寂しがり
フリーライターの篠田さんが帰宅途中で
ゴミ捨て場の片隅でセーラー服姿の少女を
ひっかけて一緒にドライブに…まさか
恐怖のドライブになるとは…ﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ

◯荒勧誘
専業主婦の久子さんの元に同級生の芳美さんが
突然尋ねてくるのですが、尋ねて来た理由は
新興宗教への勧誘でした…
中々怖いヒトコワ系でしたね…( ･᷄-･᷅ )

◯ほのかさんシリーズ
胸を熱くさせてくれる作品
途中のほのかさんと娘さんたちのやり取りに
思わず涙…(｡•́ωก̀｡).｡

◯禁忌を書くシリーズ
タイトルにもなっている作品
『花嫁の家』を書くにあたって様々な怪異が
郷内先生に襲いかかる。
本当によく本を出せたな〜と驚くばかり
怪異との真っ向勝負はすごいと言わざるえない

◯嗤う女シリーズ
とにかく嗤う。これでもかってぐらい嗤う
ひたすら嗤う…もういい加減してくれぇ〜
解決策がまさかの至ってシンプルな事だった…
栗原朝子さん！がんばれ！

◯来るべき災禍
次作の予告の様な話
いよいよあの子が帰ってくる！！
加奈江た〜ん〜♪( ⸝⸝ʚ̴̶̷̆ ̫ ʚ̴̶̷̆⸝⸝ )

以上が僕的の、おすすめ作品です
今回も楽しく読ませてくれました。
そしてラストの来るべき災禍読んでしまったからには読まずにはいられない！！
次も読むよーー！！
加奈江さん〜待っててね〜( •̀ᴗ•́ )و

[こまるさんの感想 · 2023年8月29日]

久々の再読。
4人の女性と関わった郷内さん。
今回も大変そうだった。
そして悲しい出来事もありました。
そして花嫁さんのお話をこちらを読んで命がけで私達に届けてくれたのだなあと、改めて思いました。

[み～こさんの感想 · 2017年12月9日]

今回も怖かったです。
夜、一人の時には読めない。
生身の人間ではない者に、身も心も削り取られていく過酷さを改めて思った。

著者プロフィール

1979年、宮城県生まれ。郷里で拝み屋を営む。
2013 年、「調伏」「お不動さん」の2作で第5回「幽」怪談実話コンテスト大賞を受賞。受賞作は『怪談実話コンテスト傑作選　お不動さん』に収録されている。著書に、最新刊の『拝み屋念珠怪談　緋色の女』（角川ホラー文庫）、『拝み屋備忘録　怪談火だるま乙女』（竹書房怪談文庫）のほか、『拝み屋怪談　怪談始末』をはじめとする「拝み屋怪談シリーズ」、「拝み屋備忘録シリーズ」、「拝み屋異聞」シリーズ（イカロス出版）がある。「拝み屋怪談」シリーズはドラマ化された。

「2021年 『拝み屋奇譚　災い百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」