歌集 獅子座流星群

著者 :
  • 砂子屋書房
5.00
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 3
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 小島ゆかりの第四歌集、1994年から1997年までの500首を収める。「かなしみのかたつむり一つ胸にゐて眠りても雨めざめても雨」「すぐに泣く妹と泣かぬ姉とゆくバッタけんけん跳ぶ草深野」「林檎箱に林檎ねむればしめしめとぽんかん遊ぶ夜の卓上に」「大人には大人の不思議あるゆゑに行きたし冬の動物園へ」「地下鉄の出口B4冷えふかくそこを上れば在る宇宙駅」「鐘りんごん林檎ぎんごん霜の夜は林檎のなかに鐘が鳴るなり」「校庭にひとり残れる少年がサッカーゴールに夕日蹴り込む」「そんなにいい子でなくていいからそのままでいいからおまへのままでいいから」「子の机窓辺にありて夏空へコンパスの脚歩みはじめぬ」

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1956年、愛知県名古屋市生まれ。1978年、大学在学中に「コスモス」入会。現在、「コスモス」短歌会選者・編集委員。「NHK短歌」選者。産経新聞、中日新聞、熊本日日新聞、南日本新聞歌壇選者。毎日新聞書評委員。青山学院女子短期大学講師など。歌集に『水陽炎』『月光公園』『ヘブライ暦』(第7回河野愛子賞受賞)『希望』(第5回若山牧水賞受賞)『獅子座流星群』『エトピリカ』『憂春』(第40回迢空賞受賞)『純白光 短歌日記2012』(第6回小野市詩歌文学賞、第7回日本一行詩大賞受賞)『泥と青葉』ほか。

「2015年 『和歌で楽しむ源氏物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小島ゆかりの作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×