完全教祖マニュアル (ちくま新書) [Kindle]

  • 筑摩書房
4.20
  • (12)
  • (15)
  • (1)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 116
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (248ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 人をガチでハッピーにするために宗教を立ち上げ、教祖になるための完全マニュアル。仏教やキリスト教、イスラム教、ユダヤ教など古今東西の宗教の成り立ちから、教祖になるためのエッセンスを現代向けに解説している。本書を信じるものは救われる。

    特に大事なことは信者をハッピーにすること、現世利益を与えることである。そのために弱者に寄り添うこと、教義の形骸化への対策、異端者・他宗教との付き合い方などがある。最終的には、書籍化や寄付によってウハウハすることまで書かれているが「人をガチでハッピーにすることが大事」と口酸っぱく言われている。

    ここまで読むと、ただ単に如何わしい書籍ですが、この本質はチーム作りや組織づくりに通じます。会社のビジョンをどうやって浸透させるか、組織文化が形骸化したらどうするのか、新しい価値観が持ち込まれたら?、ビジョンの解釈に関して社内で対立が起きたら?とアナロジーを考えるととても有益です。

    大事なのは、チームメンバーを、社員をハッピーにすること。そのために完全教祖マニュアルを活用してみてはどうでしょうか。

  • 凡人のあなたでも新たな宗教を開設し、その教祖として大成功できる完全マニュアル。

    という体裁をとった宗教の仕組みや成り立ち、その背景にある合理性や時代の特徴など多面的に分析し解説された本であり、現代におけるマーケティングや組織マネジメントに通じるエッセンスがふんだんに盛り込まれた本。

    文体が軽妙で笑いながら読める。

    本書の目次に沿って学びのエッセンスをまとめると
    ・教義を定めるのは、ビジョン策定やブランディングそのもの
    ・大衆に迎合するのはユーザーニーズに寄り添ったマーケットインの思想
    ・信者の保持はリードナーチャリングとCRMの話
    ・教義の進化はベネフィットの確立、UXの話
    ・布教はPRマーケティング
    ・困難に打ち勝とうは競争戦略、差別化
    ・甘い汁を吸おうはビジネスモデル、マネタイズ
    ・後世に名を残そうは心構え、スタンス
    と思いながら読むととっても味わい深い。

  • タイトルとは裏腹に、かなり真面目に宗教について教えてくれる本。そもそも宗教の成り立ちは?それぞれの宗教の関係は?など知りたい人は必読。

  • 本気なのかネタなのか分からないところが面白い。
    人が何かを信じる仕組みが分かる。逆に言えば、仕組みを知ることで騙されななくなる。
    さすがに教祖にならないにしても、コミュニティ作りの参考にもなる良書。

  • 教祖になるためのノウハウを通じて、宗教団体というものをアイロニカルに理解していく。これを読めば、宗教団体の運営が分かる。

  • アホや。やけど、意外と示唆与えてくれる。
    教祖なれるかも?と思ってしまう。

    「よいこの君主論」を書いた人だと知り、なるほど!と思う。

  • 伝統的宗教から新興宗教まで様々な宗教を徹底的に分析し、宗教について「実践的なマニュアル本」の体で解説した本。

    本書は「新興宗教の教祖として成功するためのマニュアル本」の形をとって、宗教について面白おかしく解説しています。古今東西の宗教を事例に解説しているので、知的好奇心も刺激されます。

  • 再ブーム中の『完全教祖マニュアル』。コミュニティ論より、純粋に宗教書として出色の一冊。ぐいぐい読ませる可笑しな筆致と膨大なレファレンスに裏打ちされた考察。反社会性を組織にインストールして、結束するための方法論が明快。
    amzn.to/2JxBzWJ
    #長リョ本

  • 宗教とは何なのか。この本を読めばそれが分かる。

    前々から俺も信者が欲しいと考えていた。信者は俺の能力を拡張してくれる。声は遠くまで届き、収入は増大するはずだ。しかし、それを手に入れる方法が分からない。

    この本はそんな俺の疑問に答えてくれる。この本では教祖をこう定義する。「人をハッピーにするお仕事」であると。全てはこれを目的に行動すればいいのだ。様々な既存宗教から実例を提示し、なぜそれをしなければいけないのか解説していく。俺はこの本を信じることにした。

  • めちゃめちゃおもしろかった。2020年NO.1候補。
    いろんなビジネスにも応用できそう。

全15件中 1 - 10件を表示

架神恭介の作品

外部サイトの商品情報・レビュー

完全教祖マニュアル (ちくま新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする