BRUTUS(ブルータス) 2016年 9/1 号[こんにちは、星野道夫。]
- マガジンハウス (2016年8月16日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌
- / ISBN・EAN: 4910277510965
感想・レビュー・書評
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星野道夫特集を読みたくて図書館でかりた本。
「クマよ」が見開き2ページで載っていて、絵本よりこっちが断然いいなと思った。絵本にあの内容は向いてないと思う。
後はかなりの充実ぶりでナショナルジオグラフィックの編集者ロバート・ヘルナンデスへのインタビュー記事や、岩合光昭、今森光彦、養老孟司など名だたる方々(ほかにも沢山)の星野道夫観、蒼井優が星野道夫事務所を訪れる様子(このページ見るだけで幸せになります!)などなど、とても良かったです。星野道夫深めたい方はオススメします。
星野道夫さんはほとんどの写真をポジ(スライドのように光が反転してない)でとられてるので、フイルムを直接見て楽しめるんですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
目に見えないものに価値を置く社会。SNSなんて伝達可能性だけを追求されている。しかsも情報化されたものはすでに過去のもの。過去にとらわれてしまうと、たった間の人生がなくなってしまう。
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星野道夫。名前は有名すぎるぐらい有名で、聞いたことはあったが、彼の偉業がどんなものか。というのを改めて知った。養老孟司のインタビューが興味深い。「「人には伝えられないこと」に人生はあるのか、それとも「人に伝えられること」に人生があるのか。」数々の写真に、そうかこれを撮ったのは星野道夫だったのか。と。人を愛し、自然を愛し。愛に満ち溢れた写真に心癒される。
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星野道夫の特集が見たくて図書館で借りた。星野さんの写真や本から沢山の抜粋がされており読み応えあり。写真も見開きで大きく印刷されたものも多数あり、見ごたえたっぷり。さん、さん、…星野さんと関わってきた様々な人の記事やエピソードも多数。養老孟司さんの記事が特に胸に響くものがあった。ドキッとした。ことば、伝えること、多様性…。
養老さんのことばについての記述が、『木のいのち 木のこころ 地』の小川さんのことばとリンクした。
p70.71にまたがる雪を枕に仰向けに寝そべるホッキョクグマの写真、どこかで見かけてまた見たい!と思っていた写真だった!また出会えて感動!どの写真集にのっているんだろう、、、。バックナンバーでこの号手に入れたいところだけど、出版社HPでは返品待ちの状況で注文できず。。2017/1/11
◆引用
・「人には伝えられないこと」に人生があるのか、それとも「人に伝えられること」に人生があるのか。(中略)TwitterだFacebookだLINEだと、それびかりやってる人は伝達可能性だけを追求している。しかも情報化されたものはすでに「過去」なんです。過去にとらわれてしまうとたった今の人生がなくなってしまう。そんなことばっかりやってると生きそびれますよ…p63 養老孟司
・まさかこんなことが人に伝えられるよつなものになり得るとは思わなかった、というように言葉が使われるのが本当の言葉の創造性です。…p63 養老孟司
・「寒いことが、人の気持ちを暖めるんだ。 離れていることが、人と人とを近づけるんだ」まるで語りかけるように綴られた 何もない大地の豊かな物語が、 新たな友人を極北の世界へと誘うのだ。…p98