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本 ・電子書籍 (350ページ)
感想・レビュー・書評
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再読。新明解国語辞典が、なぜ「新」なのか、考えたことがあっただろうか?
辞典に「個性」がある事を、気にかけたことがあるだろうか?
新明解国語辞典と三省堂国語辞典、全く「個性」の異なる二種類の辞典が、なぜ三省堂と言うひとつの会社から出版されているのか?
戦中の事、ふたつの辞書のルーツとなる「明解国語辞典」の成立から歴史を手繰り、見坊(けんぼう)豪紀と山田忠雄、辞書を編んだ二人の天才の人生を辿るノンフィクション。
言葉と言う虎を、屏風に閉じ込めようとした天才たちの物語。圧巻でありました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第115回ビブリオバトルinいこま「宿命の対決」で紹介された本です。チャンプ本。
2024.9.29 -
(2022/189)実は一度も自分用の国語辞書を買ったことがなく、学生時代には母親が昔から使っていた辞書を引き継いだ。それが三省堂の明解国語辞典。本書の2人、見坊先生と山田先生が関わり、その後三国と新明解に別れた源流。お二人の辞書に対する姿勢、喧嘩別れと世間的に思われた別れ方となったことの真相を探る。大人になると国語辞書を引く機会もめっきり減るが、本書で国語辞書に対する見方が変わり、興味が湧く。三浦しをん『舟を編む』を読み返すと、また違った想いが味わえそうだ。
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【辞書は小説よりも奇なり】一冊の辞書を共に作っていた二人の男はやがて決別し、二冊の国民的辞書が生まれた。「三国」と「新解さん」に秘められた衝撃の真相。
著者プロフィール
佐々木健一の作品





